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建設経済新聞社
2016/10/31

【京都】大企業進出が相次ぐ精華町 大型街区の土地活用検討へ

 ここ数年、企業等の研究開発拠点や工場の立地が相次ぎ、「第二のモテ期」ともいわれるけいはんな学研都市。そのなかでも大企業の進出が続く精華町域では、光台のけいはんなプラザ北側の大型街区について、土地活用に向けた協議が進められている。
 民間都市開発推進機構(MINTO機構)が管理するけいはんなプラザ北側の土地(現在は約500台収容の駐車場として使用)とその東側の都市再生機構(UR)が管理する土地(2万1437・93u)の2ヵ所が検討の対象。
 関係者によると、MINTO機構とUR、地元の京都府、精華町が今後の土地活用に向け協議を始めたばかりという。センターゾーンに位置付けられる大型街区のため、今後の動向が注目される。
 学研都市での大型街区の土地活用を巡っては、進出希望企業に対し分譲可能な用地が不足している状況を踏まえ、京都府は京田辺市多々羅西平川原39−17他25筆の約60fの大規模所有地について、民間活力を活用した開発に向け検討を進めている。日本生命保険相互会社が府へ寄付した土地で現況は山林(丘陵地帯)。府が土地を提供し、民間が資金及び能力を提供する民間活力の導入で開発する方針。
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 精華町における最近の企業等の進出状況等を本紙掲載分を中心にまとめると、サントリーホールディングス梶i大阪市北区)が精華台8丁目1−1にサントリーワールドリサーチセンターを27年5月に完成、開所した。設計・施工は竹中工務店京都支店(京都市中京区)。
 同じ精華大通り沿いでは、且O菱東京UFJ銀行(東京都千代田区)が精華台7丁目5−4他で「(仮称)関西ビジネスセンター建設工事」を大林組(東京都港区)の施工で進めている。
 近畿地方整備局は、精華台8丁目1−3で計画の国立国会図書館関西館新館(仮称)建築工事の施工を五洋建設(東京都文京区)に決め、このほど着手した。
 日本電産梶i京都市南区)は、光台3丁目9−1他に生産技術研究所を新築する計画を進めている。29年1月初旬頃から着工する予定。施工は三井住友建設大阪支店(大阪市中央区)。
 このほか、モリテックスチール梶i大阪市中央区)が精華台9丁目1−15他でけいはんなR&Dセンター新築工事を大末建設(大阪市中央区)の施工で進めている。
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 URが実施した精華町域の用地分譲の入札結果の主なものをまとめると、1月15日開札で光台7丁目11−3の1470・75uを社会福祉法人カトリック京都司教区カリタス会が8677万4250円(5万9000円/u)で落札。8月1日開札で精華町光台2丁目3−9の4660・00uを褐嚼ン技術研究所が1億2116万円(2万6000円/u)で落札した。