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建通新聞社
2016/11/02

【大阪】大阪モノレール延伸事業で意見具申

大阪府建設事業評価審議会は、大阪モノレール延伸事業について事業実施が適切であると判断し、府に意見具申した。今後、環境影響評価や都市計画決定などを経て、2019年度の工事着手を目指す。
 同審議会で示された事前評価調書によると、事業区間は門真市駅〜近鉄奈良線(東大阪市瓜生堂付近)との接続部の延長約9`。途中、▽地下鉄長堀鶴見緑地線の門真南駅付近▽JR学研都市線の鴻池新田駅付近▽近鉄けいはんな線の荒本駅付近▽東大阪市瓜生堂の近鉄奈良線付近―の4カ所に新駅を設置する予定だ。瓜生堂には車庫を設ける。
 今後のスケジュールは、16年度に測量、設計などに着手し、18年度に都市計画決定、軌道法特許取得。19年度に都市計画事業認可と工事施工認可を受けた上で、用地買収と工事に着手、29年の開業を目指す。
 全体事業費は1050億円。内訳は、インフラ部が740億円(調査費など=22億円、用地費=24億円、工事費=694億円)、インフラ外部が310億円(総係費=12億円、車両費=83億円、工事費=215億円)。
 インフラ部の負担額は、国407億円、府・東大阪市・大阪市333億円の内訳。インフラ外部はOKT(大阪高速鉄道)が全額負担する。
 同審議会による16年度の審議対象案件は10件。モノレール事業については、早期の事業着手に向け先行して意見具申を行うことにした。

提供:建通新聞社