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日刊建設工業新聞
2016/11/02

【鳥取】鳥取県中部地震の公共土木施設の被害額26・3億円 県・市町村131カ所下水道12・8億円

 県中部を震源地とする地震で、県土整備部は10月31日、公共土木施設被害26億3200万円をまとめ国土交通省に報告した。同日午後6時時点で集計したもので、同部技術企画課によると公共下水道関連12億8100万円が加わり、被害額が大きく膨らんだ。
 被災カ所は131カ所。県施設では、道路が国道313号北栄IC−倉吉IC間の路面クラックに4〜5億円など57カ所で7億5000万円。河川は北条川(倉吉市寺谷)の護岸など10カ所に1億7000万円、海岸は大栄西海岸(北栄町大谷)の取り付け護岸に5000万円、港湾は赤碕港(琴浦町)の岸壁に1000万円など。
 市町施設は、倉吉市の公園事業で打吹公園の野球場など10カ所に1億6180万円。道路は倉吉市、北栄町、湯梨浜町、三朝町、伯耆町の43カ所に1億8475万円に上った。
 公共下水は天神川流域下水道区域でマンホールが破損したり、管路が被災した。県施設は1カ所に1億0800万円のほか、市町施設では倉吉市2カ所に6億3000万円、北栄町4カ所に4370万円、湯梨浜町1カ所に5億円−の計11億7370万円に達した。
 同部は災害測量費1億5000万円を中部総合事務所に配分しており、今後12月中旬までの災害査定を想定。査定に向けた準備態勢に入っている。
 被害状況は次の通り。
※県施設70カ所、10億8800万円
▽河川10カ所=1億7000万円▽海岸1カ所=5000万円▽道路57カ所=7億5000万円▽港湾1カ所=1000万円▽下水道1カ所=1億0800万円
※市町施設61カ所、15億4425万円
▽河川1カ所=2400万円(湯梨浜町)▽道路43カ所=1億8475万円(倉吉市12カ所に6000万円、北栄町14カ所に4155万円、湯梨浜町8カ所に3600万円、三朝町8カ所に3220万円、伯耆町1カ所に1500万円)▽下水道7カ所=11億7370万円(倉吉市2カ所に6億3000万円、北栄町4カ所に4370万円、湯梨浜町1カ所に5億円)▽公園10カ所=1億6180万円(倉吉市)