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日本工業経済新聞社(山梨)
2016/11/07

【山梨】県11月補正成立/公共事業費111億円追加

 公共事業費に111億5116万3000円を追加する県の11月補正予算案が、7日の臨時県議会で可決、成立した。補正の内容は、「21世紀型のインフラ整備」に約50億円、「安全・安心、防災対策」には約49億円。補正予算が成立したことで、県では各事業の早期発注、執行に努める。
 補正予算は、国の経済対策である第2次補正予算に合わせて編成。
 そのうち「21世紀型のインフラ整備」では、新山梨環状道路東部区間など基幹的交通ネットワークを形成する道路の整備、早期開通な可能な林内路網、畑地や樹園地などの整備を推進する。
 「安全・安心、防災対策」の強化では、トンネルや公園施設などの老朽化対策、橋梁の下水道施設の耐震化、河川の護岸整備、山地災害の復旧など。このうち、急傾斜地崩壊対策事業や復旧治山なその一部が今回の整備で完了する。
 7日の県議会で後藤斎知事は、補正予算について「社会資本整備は県民生活の向上や地域経済の発展に直轄するとの基本認識のもと、事業効果を早期に発現できるよう、臨時県議会を召集した」と説明した。
 なお、県の2016年度公共事業費は、11月補正分を合わせて約656億円となった。
 主な補正内容は次のとおり。
 【森林環境部(一般会計)】
 ◆造林費=2億121万1000円
 ◆森林環境保全推進事業費=1194万円
 ◆森林管理道開設費=3040万円
 ◆林道改良費=6904万1000円
 ◆森林居住環境整備事業費=4319万2000円
 ◆復旧治山費=4億6987万5000円
 【森林環境部(恩賜県有財産特別会計)】
 ◆造林費=2億7784万6000円
 ◆県営森林管理道開設費=4880万円
 ◆県営林道改良費=9571万1000円
 ◆県営森林居住環境整備事業費=7218万3000円
 【農政部】
 ◆県営土地改良事業=22億2768万6000円
 ◆農村災害対策整備事業費=1億40万円
 【県土整備部】
 ◆国道橋梁改築費=2億5550万円
 ◆緊急道路整備改築費=23億2059万1000円
 ◆緊急道路整備修繕費=8億4580万8000円
 ◆統合一級河川整備事業費=2億4500万円
 ◆基幹河川改修事業費=6億6300万円
 ◆通常砂防費=6億5530万円
 ◆火山砂防事業費(不動沢)=5150万円
 ◆地すべり対策事業費=5100万円
 ◆急傾斜地崩壊対策事業費=3億3380万円
 ◆緊急街路整備費=5億829万3000円
 ◆都市公園建設費=6100万円
 ◆富士北麓流域下水道建設費=8200万円
 ◆峡東流域下水道建設費=3550万円
 ◆釜無川流域下水道建設費=3100万円
 ◆桂川流域下水道建設費=8200万円