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建設経済新聞社
2016/11/11

【京都】赤れんが周辺等まちづくり基本計画 プロポで日本総研に決まる

 舞鶴市は9日、公募型プロポーザルで選定していた「舞鶴市赤れんが周辺等まちづくり基本計画策定業務」について、日本総合研究所大阪本社(大阪市西区)を受託候補者に決定した。プロポには7社が参加した。
 27年度策定の赤れんが周辺等まちづくり構想に定める基本的な考え方、整備の方向性、導入機能・施設、及び重点エリア(赤れんがパーク周辺エリア)の施設配置の方向性を踏まえ、基本計画では民間活力の導入を含む各機能、施設等の具体的な整備内容や、エリア全体の運営手法などをとりまとめる。
 企画提案を求める項目は@基本計画策定のコンセプト・基本的な考え方(「構想」を具現化する計画のコンセプト、基本的な考え方を提案)A各エリア(施設配置15エリア)に導入する施設等の配置・整備内容(@で示したコンセプト、基本的な考え方を踏まえ、各エリアへの施設配置、整備内容を提案)B民間活力の提案(▽北吸三角地エリアを含む赤れんが倉庫エリア及び文庫山施設への民間活力導入について、各エリア・施設に最適と考えられる民間活力の導入形態・導入手法を提案▽基本計画策定において、民間活力導入可能性調査をどのように位置付け、計画に反映させ、とりまとめるか提案)C事業実現性(事業実現性を確保する施設の整備事業費、エリア全体の運営管理経費等の考え方について提案)D事業スケジュール(年度毎の施設等の整備スケジュール、段階的な供用スケジュールを提案)E業務従事者及び業務実施体制(業務遂行上、必要な知識と実績を有する職員、技術者を配置し、どうような体制で本業務を実施するかを提示)。
 企画提案で重視する視点は、○赤れんがパーク周辺等への来場者数の増加、交流の促進○民間活力の導入を含むエリア内の収益性の向上、施設等管理運営コストの抑制○「赤れんが」「海・港」の一体性、隣接する海上自衛隊施設との連携・調和。
 履行期間は29年3月22日まで。委託予定額は税込2124万3600円。
 基本計画策定対象エリアは、@三角地エリアA文部科学省赤れんが3棟エリアB赤れんがパーク導入路C三角地エリア南側D赤れんが博物館前広場E遊覧船・遊覧船桟橋F親水広場(緑地公園)GボードウォークH海側交通動線I文庫山施設J文庫山K景観形成L駐車場M市役所交通動線N東山合同宿舎跡地、東山山頂部エリア(O舞鶴東体育館)。
 留意事項は、▽北吸三角地エリアは既存防衛省施設の移転後に取得・転活用するものであること▽文部科学省赤れんが倉庫3棟は国の重要文化財であり、施設の転活用には取得・耐震化が必要であること▽文庫山施設は機能移転後(30年度以降)に転活用。