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建通新聞社
2016/11/15

【大阪】海老江下水処理場改築 実施方針公表

大阪市は、8月に入札手続きを中止していた、PFI方式の「海老江下水処理場改築更新事業」について、事業実施方針を公表した。11月下旬に総合評価一般競争入札(WTO案件)を公告し、2017年7月中旬に事業者を決定する予定だ。
 入札参加者は、設計企業・建設企業・維持管理企業で構成する。
 設計企業の参加要件は、「建設コンサルタント」の入札参加資格がある他、@処理能力1日1万3000立方b以上の高度処理方式による下水処理施設の設計実績A外径4000_以上のシールド工事の設計実績―などがある。
 建設企業の参加要件は、土木、建築工事の総合評定値が1100点以上ある他、@土木、機械、電気工事について、処理能力1日1万3000立方b以上の高度処理方式による水処理施設の施工実績A外径4000_以上のシールド工事の実績―などがある。
 維持管理企業の参加要件は、「機械等施設点検・運転操作」の入札参加資格がある他、処理能力1日1万3000立方b以上の高度処理方式による下水処理施設の運転管理の実績があるなど。
 事業は、老朽化した1〜2系の既存汚水処理施設の更新に伴い、新たな処理施設として3系施設を築造する。建設地は2系施設(大阪市福島区大開4ノ1ノ141)の南側隣接地。全体計画18万5000立方b/日のうち、今回事業対象となる1期分は7万7000立方b/日の水処理施設を整備する。
 事業方式は、BTM方式。整備後、2年間の性能評価検証業務を行った後に、市に所有権を移転し、保全管理業務を実施する。事業契約締結後、25年11月までが設計・建設期間(性能評価検証期間含む)で、25年12月〜40年3月が保全管理期間となる。

提供:建通新聞社