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日本工業経済新聞社(群馬)
2016/11/16

【群馬】上狩野地区土地改良事業に進展

渋川市赤城町の上狩野地区で行われている赤城西麓土地改良事業で、県渋川農村整備センターは、新たに工事発注を行う。地区内外の道路整備工、管路工、獣害防止柵工がメーンで、準備が整い次第入札を行う。県の補正予算には事業費として1億4000万円を計上した。
赤城西麓土地改良事業はコンニャクやレタス、キャベツなどを栽培する、上狩野地区の田畑の整形・大区画化を行うもの。上狩野地区は2012年から整備を開始。渋川市赤城町長井小川田の関越自動車道と利根川との間に広がる畑地27・6haを対象としている。
補正予算により発注を予定する工事は、地区内の複数路線の道路工(L1・7q、アスファルト舗装、W3〜5m)、地区外からの連絡道路工(L0・4q、W4m、一部コンクリートを含むアスファルト舗装)、導水管路工1区画間(L1・5q分、φ150〜200o)、シカやイノシシ対策の獣害防止柵設置(L4q、H2m)。
今後の計画として管路工(L1・4q)や連絡道路工(L0・1q)、スプリンクラー設備の設置工なども予定している。
同事業は沼田市や渋川市、前橋市、昭和村の畑地2400haに対し、農業用水の安定的な確保・供給を図ることを目的とする。基幹施設は国営事業で、末端施設などは県営事業として整備されてきた。これまでに沼田市利根地区(235ha)や昭和第1〜4地区(691ha)、北上野地区(26ha)などの区画整理等の事業を行ってきた。
事業内容は区画整理のほか、道路工(W3−6m、L8・5q、敷き砂利、アスファルト舗装)、U字溝の排水路整備(W0・3〜0・6m、L5・7q)、スプリンクラーなどのかんがい施設整備(11・9q、塩ビ管φ100〜200o)、獣害防止柵設置(L4q、H2m)など。これまでの事業進捗率は約80%となっている。
事業完了予定は2018年度で、その後は同地区南側の中原地区をメーンに事業を進めていく予定だ。