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建通新聞社(神奈川)
2016/11/17

【神奈川】川崎市 小杉小新築で建築工事を公告 設備は3分割して28日付公告

 川崎市まちづくり公社は、川崎市に代って事業を執行する立替施行として、「仮称小杉小学校新築工事」の総合評価一般競争入札(簡易型)を11月17日付で公告した。入札参加資格は川崎市内に本社がある企業3者または4者で構成するJV。JVの代表構成員は建築一式の総合評定値が890点以上で、鉄骨造または鉄筋コンクリートで延べ5000平方b以上の新築・改築の施工実績があることが条件。JVの構成員2および構成員3は建築一式の総合評定値890点以上、構成員4(4者JVの場合)は総合評定値が780点以上であることが条件となる。11月25日まで参加申し込みを受け付け、2017年1月10日に開札を予定。結果公表は1月13日を予定。 
 また、川崎市まちづくり公社は、仮称小杉小学校新築電気その他設備工事、同衛生設備工事、同冷暖房設備工事の3件の入札を11月28日ごろに公告する見通しだ。いずれも参加資格は、市内Aランクの2者で構成するJV。工期は2018年12月28日まで。入札公告はまちづくり公社のホームページに掲載。
 小杉駅周辺地区の新設小学校「仮称小杉小学校」の建設地は中原区小杉2ノ295ノ1で敷地面積約1万平方b。校舎・体育館の規模は鉄骨造一部鉄筋コンクリート造5階建て延べ1万1177平方b。この他に付属施設として体育倉庫など3棟115平方bを整備する。校舎・体育館には普通教室、特別教室、多目的ホール、職員室、管理諸室、給食室、わくわくプラザ、屋上プール、体育館、倉庫、トイレなどが入る。設計は梓設計(東京都品川区)が担当。事業費は53億円。
 川崎市によると、川崎市では大規模な建設事業の集中に伴う経験豊富な技術職員の不足に対応するとともに、財政負担を平準化するため、小杉駅周辺地区の新設小学校の整備に当たっては「立替施行」を活用することにし、川崎市まちづくり公社と協定を締結した。公社が校舎などの施設を建設し、完成後に市が買い取ることになる。新設小学校の用地は、日本医科大学と協定を結び、事業用定期借地権を設定して33年間借地する。
 提供:建通新聞社