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建通新聞社(静岡)
2016/11/18

【静岡】静岡県静岡市 木造住宅耐震補強の大幅増に期待

 静岡市の木造住宅耐震補強計画、工事が2017年1月以降に大幅に増加する期待が高まっている。その前段となる診断件数が昨年度実績の約2・8倍のペースで推移しているからだ。
 市が無料で専門家を派遣する「わが家の専門診断事業」は、10月末現在で累計260件に達しており、前年同月の92件から約2・8倍に伸びている。次の段階である「木造住宅補強計画策定事業」も累計136件で、前年同月実績の101件から増加している。
 こうした背景には、静岡市建築指導課が進めているダイレクトメールや自治会を通してのチラシ配布、説明会などの地道な努力がある。同課では16年度これまでに、約3300通のダイレクトメールを送り、同数のチラシを配布した他、3回にわたる説明会を行ってきた。
 一方、16年度の木造住宅耐震補強工事件数は10月末現在67件で、前年同月実績の87件より下回って推移している。建築指導課では、過去に行った診断や設計が動いていないことが大きいとしている。また、国や県が工事費助成上乗せを打ち出してからは、市の助成を待って工事を控える人も多いとみられ、11月補正予算での助成費の予算化を待って、17年1月から実績は上昇に転じると予想される。
 TOKAI―0の目標に対して静岡市は、年間300〜400件ペースで耐震化を推進しなければならないが、診断件数だけをみれば大幅な伸びを示しており、市では今後も同様の施策を地道に重ねていく考えだ。
 静岡市の目標は、1981年以前の旧耐震のマンションも含む住宅の耐震化率を20年度に95%となっている。15年度末は88・9%で、残り3万0600戸の耐震化へ全力投球する。


提供:建通新聞社
(2016/11/18)

建通新聞社 静岡支社