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日本工業経済新聞社(群馬)
2016/11/21

【群馬】沼田特別支援学校は来年度下期に着工へ

県教育委員会管理課は、来年度下期から県立沼田特別支援学校の新校舎建設に着工する予定だ。現在は実施設計に取り組んでおり、年内に仮設校舎の建設へ着手する。来年度上期に既存校舎の解体工事に取り掛かり、解体工事完了後、新校舎建設を進める。2019年4月の開校を目指して整備していく。
沼田特別支援学校は、沼田市東原新町の市立沼田東小学校敷地内に立地。現在は小・中学部が設置されている。県内では小・中学部の特別支援学校未設置地域は解消されており、今後は高等部の未設置地域解消を推進する。その第一弾として沼田で高等部の教育環境を整備する。教室不足や施設の老朽化も顕著であることから、既存校舎を取り壊し、新校舎を建設することとなった。8月に新校舎の基本設計が完了し、現在は引き続き実施設計に取り組んでいる。
新校舎の建設に先駆け、敷地南東側に仮設校舎を整備する。リース契約を大和リースと結んでおり、年内着工、年度内完成を目指す。仮設校舎の規模はS造2階建て、延べ床面積1500u。
新校舎はS造3階建てで計画。延べ床面積は現段階では不確定だが、仮設校舎よりも広くなる。本年度に着工した館林特別支援学校が建築、給排水衛生設備、空気調和設備、電気設備の4分離で発注されており、沼田についても同様の対応になると思われる。館林は空気調和設備工事のみ指名競争で、ほかの3工事は一般競争入札だった。
新校舎は、既存校舎の跡地に建設。既存校舎の解体工事には来年度上期に着手する。既存校舎は1959年建設で、築後50年以上が経過している。W造平屋建て、延べ床面積は約830u。
既存校舎の解体後、来年度下期から新校舎の建設工事を進めていくこととなりそうだ。2019年4月の開校を目指して工程を組んでいく。
基本・実施設計は福島建築設計事務所(前橋市)が進めている。