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建通新聞社(中部)
2016/12/01

【愛知】きららの森再整備17年度着工へ 設楽町

 設楽町は、段戸裏谷原生林「きららの森」の再整備を計画しており、2017年度事業で基本設計に着手する方針。16年度で進める基本計画の見直しなどを踏まえ、17年度の予算化を図る。
 計画では、田峯字段戸地内の豊川市野外センター「きららの里」に隣接する敷地面積約2500平方bを対象に、休憩スペースを併設したビジターセンター(木造平屋500平方b程度)を建設する他、普通車40台程度、大型車4台程度の駐車場を整備する。
 また、駐車場内に1カ所、観察路沿いに1カ所のトイレを整備。既設の観察路については、延長2・3`のうち、老朽箇所や補修が必要な箇所などを選定して整備する方針。
 同事業では、15年度に基本計画を策定し、国有林を管轄する愛知森林管理事務所と再整備についての協議を進めたが、当初予定していた整備用地が変更されることになった。これを受け、同町では基本計画の変更作業を進めている。今後、地元住民からも要望などを聞きながら、ビジターセンターを含む施設内容について詰めていく考え。
 現在のきららの森は、段戸湖畔釣り場の駐車場に観光案内所と観察路の入り口があるため、釣り客と登山客が混在し、慢性的な駐車場不足が続いている。再整備計画により、ビジターセンターを東海自然歩道の隣接地に建設して釣り客と分離し、駐車場不足の解消、利便性の向上を図る。
 きららの森は、段戸国有林面積5000fの中に、面積130fに及ぶブナ・ミズナラを中心とする原生林があり、段戸湖を起点に散策路を整備。きららの森として観光客らに開放している。

提供:建通新聞社