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日本工業経済新聞社(群馬)
2016/11/29

【群馬】利根下流地域森林計画の案がまとまる

県は、利根下流地域森林計画の案をまとめた。計画期間は2017〜26年度の10年間。この間、林道・林業専用道の開設を119路線、105・0q行う計画だ。改良や舗装など既存路線の拡張は126路線、97・2qを対象に進めることを見込んでいる。治山事業は計240地区での実施を計画している。
利根下流地域森林計画案は、渋川森林事務所と桐生森林事務所管内を包括区域とする。林道(林業専用道含む)の開設・拡張に関する計画のほか、実施すべき治山事業の数量などを盛り込んだ。
林道の開設は渋川管内で77路線、41・8q、桐生管内で42路線、63・2qを予定。
渋川管内の開設計画を市町村別に見ると◇渋川市=52路線、27・9q(うち前半5年分計画が5路線、4・0q)◇榛東村=1路線、0・2q◇吉岡町=2路線、1・7q◇前橋市=22路線、12・0q(同1路線、0・8q)−。桐生管内は◇桐生市=23路線、31・9q(同5路線、8・7q)◇みどり市=19路線、31・3q(同3路線、4・5q)−となっている。
同様に、拡張計画は渋川管内で69路線、40・9q、桐生管内で57路線、56・3qを見込む。
市町村別に見ると、渋川管内は◇渋川市=54路線、29・9q(同11路線、6・2q)◇吉岡町=2路線、0・3q(同2路線、0・3q)◇前橋市=13路線、10・7q(同5路線、5・6q)−。桐生管内は◇桐生市=25路線、22・8q(同8路線、11・5q)◇みどり市=32路線、33・5q(同8路線、7・9q)−としている。
実施すべき治山事業の数量は240地区(うち前半5年分125地区)を見込む。市町村別では◇渋川市=57地区(同30地区)◇榛東村=10地区(同5地区)◇吉岡町=10地区(同5地区)◇前橋市=29地区(同15地区)◇桐生市=86地区(同45地区)◇みどり市=48地区(同25地区)−とした。
いずれの地区でも渓間工や山腹工、本数調整伐などを進める。
伐採立木材積については132万立方m(針葉樹121万立方m、広葉樹11万立方m)、間伐面積は1万760ha、造林面積は人工造林570ha、天然更新590haを見込んでいる。