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建設経済新聞社
2016/12/01

【京都】北消防署を大宮交通公園に移転 29年度からアセスや設計予定

 京都市は、北区紫竹の北消防署を北区大宮の大宮交通公園の敷地の一部に移転する。
 29年度は環境アセスメントに係る報告書をまとめるとともに、地質調査と基本設計及び実施設計に着手する考えで、消防局は29年度予算要求の北消防署移転整備に5500万円を要求した。
 北消防署(北区紫竹下緑町87)はRC造2階建、延1136u(延852uで昭和33年に完成。昭和55年に284uを増築)。8年に耐震改修を実施したが、主体構造の建設から58年が経過し、老朽化が著しく長寿命化を図ることが困難な状況。
 現在の敷地は第1種低層住居専用地域の規制を受けるため、現地建替えは難しいことから、市は移転するための候補地を検討。10ヵ所程度を移転候補地として交渉してきたが選定には至らず、再度検討した結果、大宮交通公園の敷地の一部を有力候補地として選定。28年2月・5月・6月に大宮学区関係者、6月に隣接学区関係者等に移転候補地として検討していることを説明し理解を得られたことから、市は移転整備に向け関係局と協議を進めた。
 今後の予定スケジュールによると、29〜30年度に都市計画審議会、基本設計、環境影響評価、実施設計を進める。その後、31〜32年度に整備工事を行い、33年4月の完成を目指す。
 移転先の大宮交通公園(北区大宮西脇台町17/敷地面積2万1338・93u)は北消防署から直線距離で約700mに位置する。大宮交通公園の北側及び西側は住宅地に接しており、公園南側敷地には御土居(土塁)があることから、北東側敷地が移転用地として可能性が高いとみられる。