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日本工業経済新聞社(埼玉)
2016/12/05

【埼玉】関東地方整備局が橋維持管理などの技術講演・発表会

 関東地方整備局は11月30日と12月1日に、さいたま新都心合同庁舎1号館で第13期第7回技術講演会・出展技術発表会を開催した。鉄道総合技術研究所構造物技術研究部トンネル研究室長の岡野法之氏が効率的・効果的な鉄道トンネルの施工および維持管理技術、国土技術政策総合研究所道路構造物研究部橋梁研究室長の星隈順一氏が道路橋梁の維持管理をテーマに講演を行った。
 関東技術事務所長の鈴木勝氏はあいさつで事務所の取り組みなどを紹介し、引き続き技術講演会・出展技術発表会への積極的な参加を呼び掛けた。
 岡野氏は鉄道トンネルの施工技術としてシールドを用いた場所打ち支保システム・SENS、地下駅のリニューアル技術として既設躯体の補強を必要としない大規模拡幅工法を紹介。さらに維持管理技術として、無線センサーを活用した自動計測システムによるモニタリング技術、地山劣化法によるシミュレーション手法・FEMについて解説した。
 星隈氏は必要な知識・技能を有する者の近接目視または同等の方法による5年毎の橋梁法定点検・健全度診断を行うことの意義・妥当性を説明。診断を行う技術者の育成・知見の共有、近接困難箇所に対応するための支援技術開発が不可欠とした上で、最終的な健全度診断は技術者による現地での診断行為が必要と述べた。