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建通新聞社(中部)
2016/12/02

【岐阜】県内42市町村2015年度決算 投資的経費3年ぶり減少 

 岐阜県は、県内42市町村の2015年度普通会計決算を発表した。岐阜市の図書館整備事業や、揖斐川町の地域交流センター建設事業などの大規模事業が終わったことから、投資的経費が前年度比5・5%減の総額1137億5700万円となり3年ぶりの減少となった。
 投資的経費の内訳を見ると、災害復旧事業費が32億3800万円、前年度比54・1%増となった一方、普通建設事業費は補助事業・単独事業ともに減り、前年度比6・5%減の1105億1900万円だった。
 3年ぶりに減少した要因として、岐阜市の図書館整備やごみ処理施設整備、揖斐川町の地域交流センター建設の他、海津市の労働者福祉施設改修などの事業完了が影響している。
 普通会計の歳出の総額は8218億4600万円で前年度比0・8%増、歳入の総額は8736億6500万円で、1・5%増となり、歳出、歳入とも決算規模は3年連続で増加した。歳出では補助費などが増え、歳入では地方消費税交付金が増えたことが主な要因となっている。
 また、地方公営企業決算を見ると、施設の整備や拡充を図る建設投資額は424億8800万円で、前年度比8・7%減となった。下水道事業で12・7%減の191億0400万円、水道事業で6・7%減の173億8800万円に対し、病院事業では5・6%増の53億4800万円だった。

提供/建通新聞社(2016/12/02)