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北陸工業新聞社
2016/12/12

【福井】九頭竜浄水施設更新に58億/福井市水道事業経営戦略案/28年度までに286億円投資

 福井市企業局は、17年度から12年間を対象とする「水道事業経営戦略(素案)」を策定した。投資計画では九頭竜浄水場浄水施設更新に58億円、末、原目両配水池更新に24億円など総額286億円を盛り込んだ。
 将来にわたって健全な経営を維持していくのが策定の狙い。
 内訳は▽浄水施設の耐震化58億円=九頭竜浄水場浄水施設更新▽配水池の耐震化24億円=末配水池・原目配水池更新▽基幹管路の耐震化98億円=送・配水管の整備など▽管路の更新66億円=老朽管更新▽水源・施設の予防保全型維持管理19億円=水源井改修など▽その他21億円=事務費など。
 このうち九頭竜浄水場浄水施設の更新に関しては、薬品沈殿池やろ過池など水処理系の一部が対象で、土木構造物も含め耐震化を推進する。九頭竜浄水施設、末、原目両配水池とも計画期間内に更新を終えたい意向だ。
 なお、投資計画に係る目標は次の通り(15年度→28年度)。
▽浄水施設の耐震化率 8%→83%
▽配水池の耐震化率 17%→46%
▽基幹管路の耐震化率 27%→48%
▽無ライニング鋳鉄管残存延長(管路の更新) 60キロ→0キロ
▽浄水場事故割合(水源・施設の予防保全型維持管理) 0%→0%

hokuriku