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建通新聞社(東京)
2016/12/14

【東京】関東財務 九段会館増築改修の手続き開始

財務省関東財務局は、九段会館(千代田区)の敷地を借り受け建物を増築改修する事業者を選定するための2段階一般競争入札の手続きを開始した。2017年1月12日に入札説明会、同年1月19〜25日に現地説明会を開く。企画提案書の提出期限は17年6月9日で、1次審査を経て同年7月27日にプレゼンテーションによる2次審査を行う。貸付料などを決める価格競争入札は17年9月20日。18年3月1日に定期借地権設定契約を締結し、同年12月末までに日本遺族会が所有する九段会館新館と立体駐車場を解体撤去する。高度利用する新建物の完成時期は企画提案による。
 入札参加者の構成は、単体企業またはSPC。企画提案書提出までに設計企業と建設企業を特定することを求める。入札参加者自らが設計・施工することも可能。
 九段会館は1934年の完成で、規模は鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上4階建て延べ1万4777平方b。所在地は千代田区九段南1ノ5ノ1、敷地面積は8765平方b。用途地域は商業で、建ぺい率80%、容積率700%。土地は期間70年の一般定期借地で時価貸し付けする。現建屋と立木、工作物は売り払い対象。
 「九段会館および同敷地に関する検討委員会」(委員長・伊藤滋早稲田大学特命教授)がまとめた報告書によると、同会館は歴史的価値などを継承しながら、高度利用して保存・活用する。動的保存を前提とし、外装や内部空間・部材をできるだけ保存し、創建時の姿を復元することを求める。
 具体的には、建屋北側は外装・内部空間ともに保存。北東側塔屋南側から南東側塔屋に至る建屋東側は、復元的整備を認める。ホール部を含む建屋南側に建物を増築する。増築建物の高さはおおむね75b以下にする。敷地は、水辺の歩行者ネットワーク形成やオープンスペースの確保、樹木や石碑など歴史的資源の活用への配慮も求める。

提供:建通新聞社