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日本工業経済新聞社(山梨)
2016/12/20

【山梨】五輪事前合宿想定し塩山体育館を改修 甲州市

 甲州市は、東京オリンピックの事前合宿地としてのナショナルチーム誘致を目指しており、体育施設として塩山体育館を想定している。本番前の調整に支障がないよう施設改修を行っていく考えを明らかにした。
 同市は、2020年に控えた東京オリンピックにおいてホストタウンとして申請を行い、フランスハンドボールチームの事前合宿の誘致を目指している。世界にアピールする絶好の機会として捉え、改修も年頭に取り組んでいく考え。12月補正予算には、誘致推進委員会への委託費など680万円の事業費を計上している。
 市議会12月定例会の一般質問で、相澤俊行議員は練習施設として考えられている塩山体育館について「築30年が経過し、シャワー設備は使用不能、トイレの大半は和式で、エアコンもない」と現状を報告。床を張り替えた実績もないと指摘した。
 これに対して萩原利也生涯学習課長は「老朽化の部分も見られるが、国際基準に準じた施設改修を目指す。内容により経費は変わるので現状では示せない」と答えた。
 なお、誘致の成否は現状未知数で、宿泊場所としてはぶどうの丘を考えていると萩原課長は答弁している。
【写真:事前合宿の場として大規模改修が想定される塩山体育館】