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日刊建設タイムズ社
2016/12/21

【千葉】スターツグループ選定/PFIで生涯学習拠点/大久保地区公共施設再生/習志野市

 習志野市は、PFIで実施する大久保地区公共施設再生事業(本大久保3丁目他)について19日に提案審査委員会を開き、スターツグループを優先交渉権者に選定した。年明け1月に基本協定、2月に仮契約、3月に本契約及び定期借地権設定契約を締結する。設計・建設期間は、北館のうち公民館・図書館棟それに南館が2019年8月まで、北館のうち別棟が20年5月まで。また、維持管理・運営期間は39年8月末まで。PFI事業で市が事業者に対して支払うサービス対価の上限価格は、総額67億円(消費税を除く)とする。
 京成大久保駅前に立地する既存の公共施設(大久保公民館・市民会館、大久保図書館、勤労会館)と中央公園を一体的に再生し、全市的な生涯学習拠点を形成する。PFI事業用地は4万5583・50u、整備対象施設は北館(図書館・公民館棟及び別棟)、南館、公園、駐車場・駐輪場。
 また、現大久保公民館・市民会館用地1337・01uは民間付帯事業用地とし、選定された事業者のうち民間付帯事業を行う者が、自らの提案に基づいて定期借地権を設定し、自己の責任及び費用で民間付帯施設を整備・運営する。
 北館のうち公民館・図書館棟それに南館は、19年8月末に引き渡しを行い、引っ越し及び開館準備を経て同11月1日から供用を開始。北館のうち別棟は、20年5月末に引き渡しを行い、引っ越し及び開館準備を経て同7月1日から供用を開始。引っ越し及び開館準備は、いずれも維持管理・運営期間に含める。
 施設計画は、都市公園用地内の現駐車場付近に、北館のうち図書館・公民館棟を延べ約4800u(公民館・ホールゾーン約2450u、中央図書館ゾーン約2350u)で新築。現大久保図書館は、躯体活用型建替え及び増築により、北館の別棟として活用。現勤労会館は、躯体活用型建替えと同時に増築を行い、延べ約2600uの南館(アリーナ約700uのほか、キッチン・ダイニング兼会議室、こどもスペース、多目的室、公共団体活動スペース等)として整備する。
 北館(図書館・公民館棟及び別棟)と南館については、市が要求水準書に示す施設及び民間事業者が利用者の利便性向上のために提案する民間収益施設等を配置。公園は、市が要求水準書に示す施設のほか民間事業者が提案する施設を整備。また、現ゲートボール場付近に2層3段の立体駐車場を整備。駐輪場は公園内に設け、現大久保公民館・市民会館前の駐輪場は統合廃止する。
 北館の図書館・公民館棟及び公園、駐車場・駐輪場は、PFI法に基づき民間事業者が施設の設計及び建設を行った後、市に所有権を移転し、事業期間の終了までの間、維持管理・運営を行うBTO方式で実施。
 北館の別棟と南館については、PFI法に基づき施設の所有権は市が所有したまま、民間事業者が施設の改修(躯体活用型建替え)及び増築を行った後、維持管理・運営を行うRO方式で実施。
 民間付帯事業は、PFI事業の範囲外とし現大久保公民館・市民会館の用地に定期借地権を設定する方式で実施し、民間付帯事業のための施設は民間事業者の所有とする。k_times_comをフォローしましょう
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