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建設経済新聞社
2016/12/26

【京都】第2期橋りょう健全化プログラム 耐震補強19、老朽化修繕22

 京都市は21日、「いのちを守る 橋りょう健全化プログラム」[第2期(29年度〜33年度)]の案を明らかにした。
 いのちを守る 橋りょう健全化プログラムは、24年度から20年間(5年ごとの4期間(第1期〜第4期))での対策完了を目指すもので、これまで第1期で耐震補強、老朽化修繕で健全化を進めてきた。
 第2期の耐震補強の優先順位は、緊急輸送道路上(15m以上)の橋りょう15橋の対策に着手し、工程上6年以上対策に時間を要する橋りょう1橋以外の14橋の対策を完了させる。跨線・跨道橋は新幹線を跨ぐ橋りょうとJR東海道本線を跨ぐ橋長が長い道路橋を優先して4橋の対策に着手し、工程上6年以上対策に時間を要する橋りょう1橋以外の3橋の対策を完了させる。第3期以降に対策を行う跨線・跨道橋は利用状況等を調査し、実態に合った計画を策定する。
 老朽化修繕の優先順位は、早期対策の必要がある健全度Vの426橋りょうのうち、損傷が特に大きい橋りょう15橋の対策に着手し、対策を完了させる。また緊急輸送道路上(15m未満)の橋りょう7橋の対策に着手し、対策を完了させる。ただし橋りょう点検で老朽化修繕の必要がある橋りょうが新たに確認された場合は優先して対策を実施する場合がある。
 これにより耐震補強は第1期の15橋、第2期の17橋の計32橋の対策を完了予定(62%達成)、老朽化修繕は第1期の34橋、第2期の22橋の計56橋の対策を完了予定(14%達成)。
 第3期・第4期(34〜43年度)で耐震補強は20橋の対策を完了予定、老朽化修繕は370橋の対策を完了予定。
 第2期の耐震補強対策橋りょうは、@九条跨線橋A今熊野橋B御薗橋C北山大橋D丸太町橋E河合橋F田辺橋G松ヶ崎橋H桂橋I松尾橋J大枝塚原橋K宮前橋L京橋M中之郷橋N淀高架橋O大石道跨線橋(撤去)P西国街道高架橋Q飯食橋R大宮跨線橋。このうち、A今熊野橋とR大宮跨線橋の2橋りょうの完了は34年度以降。なお@九条跨線橋、A今熊野橋、B御薗橋、I松尾橋、K宮前橋、O大石道跨線橋(撤去)、P西国街道高架橋の7橋りょうは第1期から継続して対策している橋りょう。
 第2期の老朽化修繕対策橋りょうは、(1)賀茂大橋(2)荒神橋(3)自性寺谷橋(4)角子橋(5)紅葉橋(6)膳部北橋(7)新門前橋(8)古門前橋(9)中川大橋(10)四条高瀬川橋(11)川原橋(12)稲荷橋(13)神泉苑橋(14)常盤橋(15)東住吉橋(16)北野橋(17)西ノ京橋(18)白川橋(19)新御陵橋(20)朝日2号橋(21)西中之郷橋(22)向畑橋。なお(1)賀茂大橋、(2)荒神橋、(8)古門前橋の3橋りょうは第1期から継続して対策している橋りょう。