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日本工業経済新聞社(山梨)
2016/12/27

【山梨】心のケア総合拠点整備へ設計プロポ

 県は27日、「子どもの心のケアに係る総合拠点(仮称)設計業務」(甲府市住吉2丁目)の公募型プロポーザル手続きを開始した。施設および付帯外構工事の基本・実施設計を行う2者設計JV(県内本社1者を含む)を募る。2者とも1級建築士事務所登録が条件。設計委託料の上限は1億717万4000円(消費税含む)。
 施設規模は合計延床面積6500u程度。想定工事費は27億円以内(建築本体、電気設備、機械設備、外構を含む。消費税込み)。
 参加表明は2017年1月13日から1月19日まで、技術提案は2月17日から2月23日まで受け付け、企業の技術力や配置予定技術者の資格・経験・実績などを審査し交渉相手を決定する。
 履行期間は17年3月から18年3月まで。18年7月から8月に建設工事入札手続きを行い着工し、19年度秋の完成を想定している。
 設計業務のほかに、用地測量を17年1月から3月まで、地質調査業務を1月から5月ごろまで予定している。
 総合拠点は、甲府市住吉2丁目の中小河原職員宿舎と住吉合同庁舎の跡地、現在の県職員研修所敷地を合わせた1万4300u程度に計画。職員研修所を除いて更地となっており、職員研修所も17年度に解体の予定。
 施設は、こころの発達総合支援センター(延べ約1650u)、児童心理治療施設(延べ約1650u)、中央児童相談所(延べ約1800u)を一体的に整備する。特別支援学校(延べ約100u)、体育館(延べ約300u)も併設する。合計延べ面積は約6500u程度を想定。
 そのほかに、運動場(約800u)、外構、植栽、駐車場、駐輪場、周辺住民の通路を整備する。
 プロポ手続きの問い合わせなどは、県医務課高度医療推進担当まで(電話055―223―1449)。