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建通新聞社四国
2016/12/27

【徳島】徳島県 スポーツ施設環境整備計画まとめる

 徳島県は、「スポーツ施設・環境整備計画」をまとめた。2019年開催のラグビーワールドカップ(WC)、20年開催の東京オリンピック・パラリンピックの事前キャンプ地の誘致、21年開催の関西ワールドマスターズゲーム(WMG)の三大国際スポーツを絶好の機会と捉え、県内のスポーツ施設・環境全体のレベルアップを図るため、短期的視野および長期的視野の両面からスポーツ施設・環境のあるべき姿を示した。
 三大国際スポーツ大会の誘致対象競技(ラグビー、柔道、ハンドボール、重量挙げ、カヌー、ソフトテニス、トライアスロン・アクアスロン、ラフティング、マラソン、サーフィン、ゴルフ、野球、ボウリング)に関する施設には最優先で対応する。対象施設はソイジョイ武道館、県立中央武道館、アミノバリューホール、那賀町(川口ダム周辺)、JAバンクテニスプラザ、大神子病院しあわせの里テニスセンター、美波町(トライアスロン、アクアスロン)、三好市(ラフティング)、とくしまマラソンコース、海陽町等(サーフィン)、鳴門市等周辺ゴルフ場、オロナミンC球場、鳴門球技場等(徳島市球技場)、徳島市・石井町のボウリング場。
 また、これら以外の施設に関しても最新の競技施設の水準に合致せず競技人口が多い施設(水泳、陸上)や多くの県民の利用が見込まれる進行中のプロジェクト(陸上、野球)については先行的に整備する。対象施設はJAバンクちょきんぎょプール、ポカリスエットスタジアム、第二陸上競技場(鳴門・大塚)、南部健康運動公園。
 この他、競技環境・観戦環境が不十分な施設(バレーボール・バスケットボール・卓球等、山岳競技、体操、ライフル射撃、ホッケー、ソフトボール、野球)については、21年度以降に計画的に整備する。さらに改修・機能強化による競技力の向上や一般開放などによる地域に根差したスポーツ拠点施設として、県立高校スポーツ施設を同様に先行的、計画的に整備することにしている。
 一方で同計画には、ワンランク上の大会誘致を目指して、集約化し一体利用する施設を盛り込んだ他、ソフト面から環境対策の充実も図ることにしている。これら施設への対応は早いもので19年度までに対応を進めることにしている。
 スポーツ施設・環境あり方検討プロジェクトチームがまとめたスポーツ施設・環境整備計画のうち、三大国際スポーツ大会関連など競技種目別の対象施設への対応策は次の通り。
【三大国際スポーツ大会の誘致対象競技に関する施設】
<ラグビーWC>
◇ラグビー
 ▽鳴門球技場、(徳島市球技場)−夜間照明の設置(仮設含む)、散水設備の整備
<東京オリンピック・パラリンピック>
◇柔道(剣道・空手)
 ▽ソイジョイ武道館(鳴門総合運動公園)−空調整備、洋式トイレ等の整備
 ▽県立中央武道館−空調整備、受電設備の設置
◇ハンドボール
 ▽アミノバリューホール−ハンドボール専用マットの整備
◇重量挙げ
 ▽アミノバリューホール−専用器具の整備、放送設備の更新
◇カヌー
 ▽那賀町(川口ダム周辺)−艇庫を含めた総合整備
◇サーフィン
 ▽海陽町等−プレ大会(国際大会)の開催
◇野球
 ▽オロナミンC球場−照明塔の改築、更衣室等の改修
<関西WMG>
◇重量挙げ
 ▽アミノバリューホール−専用器具の整備、放送設備の更新※再掲
◇カヌー
 ▽那賀町(川口ダム周辺)−艇庫を含めた総合整備※再掲
◇ソフトテニス
 ▽JAバンクテニスプラザ、大神子病院しあわせの里テニスセンター−コートサーフェスの更新
◇トライアスロン、アクアスロン
 ▽美波町−プレ大会の開催、コースの補修
◇ラフティング
 ▽三好市−観戦環境の整備、プレ大会の開催
◇マラソン
 ▽とくしまマラソンコース−使用コースの補修
◇サーフィン
 ▽海陽町等−プレ大会(国際大会)の開催
◇ゴルフ
 ▽鳴門市等周辺ゴルフ場−プレ大会の開催
◇ボウリング
 ▽徳島市、石井町のボウリング場−プレ大会の開催
【三大国際スポーツ大会関連以外の施設(先行的に整備)】
<最新の競技水準に合致せず、競技人口が多い施設>
◇水泳
 ▽JAバンクちょきんぎょプール−最新公認規則に合った改修、屋根の設置
◇陸上
 ▽ポカリスエットスタジアム−トラック改修(第1種公認更新への対応)
 ▽第二陸上競技場(鳴門・大塚)−トラック改修(第3種公認更新への対応)
<多くの県民の利用が見込まれ、進行中のプロジェクト>
◇陸上
 ▽陸上競技場(南部健康運動公園)−陸上競技場の新設(第3種公認)
◇野球(再掲)
 ▽オロナミンC球場−照明塔の改築、更衣室等の改修
【三大国際スポーツ大会関連以外の施設(計画的に整備)】
<競技環境・観戦環境が不十分な施設>
◇バレーボール、バスケットボール、卓球等
 ▽アスティとくしま−専用マット等の整備
◇山岳競技
 ▽アミノバリューホール−リード壁、ボルダリング壁の整備
◇体操
 ▽アミノバリューホール−体操器具の更新
◇ライフル射撃
 ▽徳島市射撃場(徳島市営)−競技備品の整備
◇ホッケー
 ▽橘港中浦緑地−人工芝の張り替え
◇ソフトボール
 ▽橘港小勝緑地−2面整備完了予定(計画3面)
◇野球
 ▽JAバンク徳島スタジアム−外野フェンスの設置、スコアボードの改修
【学校施設(県立高校スポーツ施設)先行的に整備(21年度までに)】
◇アーチェリー、重量挙げ、弓道
 ▽徳島科学技術高校−一体的な整備
◇ホッケー
 ▽阿南工業高校−ホッケー場の増設
【学校施設(県立高校スポーツ施設)計画的に整備】
<トップスポーツ校における競技力の向上>
◇レスリング
 ▽池田高校−レスリングマットの整備
 ▽穴吹高校−レスリング場の床板修繕
◇ライフル射撃
 ▽小松島西高校勝浦校−射撃台の増設等
 ▽城西高校−射撃場の整備
<地域と一体化して取り組む競技力の向上>
◇相撲
 ▽名西高校相撲場−相撲場の整備
◇レスリング(再掲)
 ▽池田高校−レスリングマットの整備
 ▽穴吹高校−レスリング場の床板修繕
【集約化を図る施設】
◇ソフトボール(再掲)
 ▽橘港小勝緑地−2面整備完了予定(計画3面)※小勝緑地と他の施設の一体利用
◇ホッケー(再掲)
 ▽橘港中浦緑地−人工芝の張り替え
 ▽阿南工業高校−ホッケー場の増設※阿南工業高校と橘港中浦緑地の一体利用
◇レスリング(再掲)
 ▽池田高校−レスリングマットの整備※他の施設との一体利用
◇ライフル射撃(再掲)
 ▽城西高校−射撃場の整備※徳島市射撃場との一体利用
【環境対策(ソフト面)の充実】
 ▽学校に向けた支援−生徒の競技力向上の支援策、指導者の指導力向上の支援策▽競技力向上を図るための競技団体に向けた支援策−徳島育ち競技力向上プロジェクト事業の推進、三大国際スポーツ大会を通じた世界レベルの指導者との交流▽東京オリンピック・パラリンピック出場選手育成に向けた支援策−目指せ!オリンピック・選手育成事業、目指せ!オリンピック・夢はぐくみ事業、目指せ!パラリンピック・選手育成等支援事業、目指せ!オリンピック・チャレンジ事業、目指せ!オリンピック・サポート事業

提供:建通新聞社