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建通新聞社(東京)
2017/01/10

【東京】都 南多摩特支新設へ基礎調査を開始

 東京都教育庁は、八王子市鑓水2丁目の都有地に「都立南多摩地区特別支援学校」を新設する。知的障害教育部門の高等部として33学級(定員288人)を配置する前提に沿って、延べ床面積約1万4000平方b規模の校舎・体育館を建設する計画。事業化に先立って課題を整理し大まかな建築計画を立案するため、基礎調査業務の委託手続きを開始した。2月2日開札の希望制指名競争入札を経て作業をスタートさせ、年度内に成果を得る。2018年度の基本設計着手、21年度の着工を目指す。
 都では、今後も知的障害部門の在籍者(入校希望者)の増加傾向が続くとの推計に基づき、17〜26年度の10カ年を期間とする「特別支援教育推進計画(第2期)」の策定作業を進めている、この計画の一つとして、南多摩地区に高等部の普通科21学級(定員168人)と職業学科12学級(同120人)の計33学級(同288人)を設ける。
 体育館やプールなどを含めた施設規模を延べ床面積1万4624平方bに設定。普通教室33室や音楽室、家庭科室、理科室、図書室、視聴覚室、学習室、多目的室、職員室、会議・研修室、食堂、給食室などを配置する。
 建設地は、水道局の鑓水小山給水所の東側に位置する八王子市鑓水2ノ88ノ1の都有地1万4718平方b(更地)。
 施設整備に先立って基礎調査を実施し、関係法令や擁壁の新設と工事搬入路の整備に伴う課題を整理しつつ、複数の建築計画案を作成し、比較検討する。併せて工程計画案を作成し、概算工事を算出する。
 この成果を基に18年度に基本設計を委託。19〜20年度に実施設計作業を行って21年度に着工する。23年度末までに完成させる計画だ。

提供:建通新聞社