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日本工業経済新聞社(群馬)
2017/01/12

【群馬】国道145号の電線共同溝を整備

県中之条土木事務所は国道145号の電線地中化を計画している。対象は同線が東吾妻町の中心地を通る原町工区の1・2q区間。全体を3期に分割して事業を進める計画で現在、群馬原町駅前の原町交差点から長町交差点を1期工区と位置付け詳細設計に取り組んでいる。地元住民や道路沿いの商店などとの調整を進めつつ、工事発注の準備を行うとしている。全体の事業費は11億円余を見込んでいる。
原町工区は、原町の飲食店こんにゃく茶屋−おおぎやラーメン吾妻原町店のL1・2q区間(両側L2・4q分)が対象。両側に電力一般部と通信特殊部の共同溝を整備する。全体を3期に分けており、1期工区はJR吾妻線・群馬原町駅前の原町交差点−ローソン吾妻原町店周辺の長町交差点までのL0・5q(両側L1q分)。29本の電柱除去が行われる。1期工区の中でも工事は分割しての発注が見込まれており、現場状況に合わせて施工方法なども検討する。事業期間は2021年までの予定。詳細設計は測研(中之条町)に1300万円で委託しており、作業を進めている。17年度以降に工事発注予定だが、発注方法や時期などは調整を行っている。
1期工区の南側、原町交差点からおおぎやラーメン吾妻原町店までのL0・45q(両側0・9q)を2期工区、1期工区の北側、長町交差点から飲食店こんにゃく茶屋までのL0・4q(両側0・8q)を3期工区としている。2期、3期工区は1期工区の進捗状況にあわせて事業化を進める予定。
3期全体の事業費として約11億2000万円を見込んでいる。
国道145号原町工区の周辺には東吾妻町役場や原町赤十字病院などが集中しており、県の緊急輸送道路にも指定されている。地震や台風などの大規模災害が発生した際に、電柱の倒壊が緊急車両の通行に支障をきたさないよう地中化を進めることになった。