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日本工業経済新聞社(埼玉)
2017/01/13

【埼玉】 県建設業協会が賀詞交歓会を開催

 埼玉県建設業協会(星野博之会長)は11日に浦和ロイヤルパインズホテルで2017年新年賀詞交歓会を開いた。星野会長は、産業の魅力を高めるためには地域建設業が適正な利益を上げる必要があるとの見解を強調した。
 冒頭に星野会長は「公共投資が4年間、微増するなど建設業に少し明かりが見えてきたと思っています。ただ東京と地方の格差、また大手と中小企業の格差は広がっています。また建設業界は色々な問題を抱えています。一番問題なのは、担い手不足です。建設業は、社会資本の整備が第一の使命ですが、もう一つ大事なことは、災害時に一目散に飛んで、県民の安心、安全を守ることです。若い人に入ってもらう魅力のある産業にするためには、仕事量が安定的、継続的になくてはいけません。また、ある程度の利益が出なければいけません。利益が出れば社員への還元、設備投資もでき、もし災害が発生しても、元気で被災地に飛んでいって、県民の安心、安全のために働けます。いざ災害があった時には社会的責任を果たします。ご協力を会員の皆様にはお願いします」とあいさつした。
 来賓の上田清司知事は「もし国の公共事業がへこんだ時には、県単でカバーするという方針で一貫しています。逆に多い時は少し抜いて、とにかく安定させることを意識しています。圏央道の県内整備は終わりましたが、新大宮上尾道路というビッグプロジェクトがあります。建設業は信用の仕事だと思っています。利益率が上がらないことには給与も上げられず、人も集まらないという循環はつらところですが、働き方の改革や同一労働同一賃金の機運が盛り上がっている中で、県としても解決の道に結び付けていきたいと考えています」と祝辞を述べた。
 続いて宮崎栄治郎県議会議長が祝辞を述べた後、来賓の古郡一成県建設産業団体連合会会長の乾杯の発声で懇談会に移った。