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建通新聞社(神奈川)
2017/01/17

【神奈川】川崎市上下水道局 水道工事標準仕様書等を改定 4月1日から適用

 川崎市上下水道局は、水道工事標準仕様書などを改定した。例えば、施工計画書の記載事項、施工体制台帳について、下請け契約書の写し添付と下請負契約がない場合の作成不要を削除した。また、施工体制体系図の作成について「公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律」の改正により関係法令の記載を変更した。4月1日から適用する。
 改定内容の概要は次の通り。
【第1編共通編】
 ▽支給品の精算、支給材料の精算=支給品の使用数量が確認できる書類について、監督員を通じて発注者に提出から監督員に提出へ変更した。
 ▽定期安全研修・訓練など=月当たり半日以上の時間を割り当てた定期安全研修・訓練などについて、建築工事を対象外とした。
 ▽安全教育・訓練などの記録=安全教育および安全訓練などの実施状況の提示につい、検査時の提示を追加した。
 ▽関係機関との連絡=発注者との常時連絡が取れる体制を整えなければならないを追加した。
 ▽建設工事公衆災害防止対策要綱=同要綱の順守を追加した。
 ▽建退共制度の購入状況報告書の提出=監督員を通じて発注者に提出から監督に提出へ変更した。
 ▽材料の検査=設計図書において指定された工事材料について、見本または品質を証明する資料を材料検査願に添付して、工事材料を使用するまでに監督員に提出し、確認を受けなければならないとした。
 ▽水に接する機器および材料=表題を明確化するため、一般事項から水に接する機器および材料へ変更した。
 ▽水道用配管材料=第3章を上水道用配管材料から水道用配管材料へ変更した。
【第2編水道土木工事編】
 ▽ダクタイル鋳鉄管の接合=配水管工について、資格証の写しを添付して、届け出なければならないとした。
 ▽GX形ダクタイル鋳鉄管の接合=切管の挿口加工図及び寸法、並びに白線表示位置の寸法について呼び径300_、400_の内容を修正した。
 ▽ティグ溶接=JIS Z 3321(溶接用ステンレス鋼棒およびワイヤ)の規格改正によりステンレス鋼およびステンレスクラッド鋼に用いる溶接用鋼棒およびワイヤの種類を示す記号について、変更した。
 ▽仮管栓=受注者は仮管栓を施工する際は、事前にしようする材料を監督員に確認しなければならないと変更した。
 ▽管凍結=凍結する箇所は原則、既設管切断箇所より70a以上離すことへ変更した。また、凍結保持の間は凍結箱に蓋を被せて養生すること、凍結液の注入作業は液入れに小分けしてから凍結箱へ注入することを追加した。
 ▽分水栓=サドル付分水栓部の腐食防止をするシートの名称をサドル付分水栓用シートへ変更した。
【附則2水道工事写真管理基準】
 ▽撮影頻度=工事写真の撮影頻度などは、撮影箇所一覧表に示す「撮影頻度」に基づき撮影することとした。
 ▽撮影箇所一覧表の写真管理項目=「整理条件」を「提出頻度」に変更し、その内容についても整合を図った。
 ▽整理提出=工事写真帳の整理について、撮影箇所一覧表「撮影頻度」に基づいて撮影した写真のうち、「整理条件」に示す写真から「提出頻度」に示す写真へ変更した。また、「提出頻度」の養護の定義を追加した。
【水道工事特記仕様書集】
 「舗装版切断時に発生する濁水の処理に関する特記仕様書」及び「鉛などの有害物を含有する塗料の剥離作業などに関する特記仕様書」を追加した。
 提供:建通新聞社