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建通新聞社(東京)
2017/01/18

【東京】地整 都営団地建替に併せ高規格堤防着手

国土交通省関東地方整備局は2017年度、東京都の新田一丁目団地建替事業に併せて高規格堤防整備事業に新規着手する計画だ。都が既設住棟の解体工事を17年度に始めることから、これが完了する下半期に第1期工敷地の地盤改良工・盛土工を発注する見通し。
 事業対象面積は足立区新田1丁目地先の新田一丁目団地の敷地と現在の河川堤防を含む約2・2f。延長約100bにわたって幅約140bの高規格堤防を整備する。28年度の完成を目指し、事業費に約44億円を見込む。
 都の新田一丁目団地は、築後50年近くが経過する新田一丁目アパート(足立区新田1ノ14)を建て替えて整備する。5階建てと8階建ての全12棟(約590戸)の耐震性能不足を解消するため、9階建てと14階建ての2棟(総戸数約420戸)の住宅に集約化する。
 全体を3期に分け、団地の最も西側の敷地を第1期工とし、17年度に既設解体を行う。本体工は18年度下半期に着手し、20年度末の完成を目指す。第2期工は21年度に既設解体、23年度に本体工に着手する計画。第3期工は26年度に着手し、既設解体と駐車場・広場整備を行い28年度に事業を完了する。
 これに併せて実施する関東地整の高規格堤防整備は17〜18年度と、21〜22年度、26〜28年度にそれぞれ施工する予定。
 荒川下流の高規格堤防はこれまでに14カ所で整備が完了。埼玉県川口市の川口地区1カ所で整備を進めている。

提供:建通新聞社