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建通新聞社(静岡)
2017/01/18

【静岡】静岡県島田市 新病院建設は総合評価方式で発注

 静岡県島田市は、新市民病院建設の発注方法について、総合評価方式とすることを決めた。発注時期は、実施設計の進捗次第だが、今秋に公告することを明らかにした。
 市は、発注方式について総合評価方式、DB(デザイン・ビルド)方式、ECI(アーリ・コンストラクション・インボルブメント)方式を中心に検討してきた。選定理由としては、▽総合評価方式は、価格面での公正な競争とさまざまな施工者提案が期待できる▽DB方式は、病院が要求する設計水準が保たれない不安がある。また、ECI方式は、入札前に技術協力者を選定するため価格面での競争が働かない▽コスト縮減の検討は、基本設計段階からCMを導入して取り組んでいる▽施工者に実施設計段階で技術協力を求めるECIほどの複雑で難度の高い工事ではないと判断―を挙げている。
 施工業者は審査委員会を設置して選定する。2018年4月に新棟の建設工事に着手する方針で、これに合わせて施工者を決めていく。
 16年11月の中間報告で示した建設概要は、規模が免震構造の鉄骨造7階建て延べ3万6000平方b(新棟3万4000平方b、現救急センター改修2000平方b)、敷地面積約3万2000平方b。病床数405床、駐車場は960台。建設地は野田1200ノ5で、現在の東側駐車場付近に建設する。21年3月の開院後に、旧病院の解体や外構工事を始める予定。
 設計は内藤建築事務所(京都市左京区)、建設基本設計コンストラクション・マネジメントは、日建設計コンストラクション・マネジメント東京オフィス(東京都文京区)が担当している。


提供:建通新聞社
(2017/1/18)

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