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建設新聞社(長崎)
2017/01/19

【長崎】待望の車両基地駅の新設決定 大村市

大村市−駅舎などの実施設計を新年度に
  ホームと踏切の設計・工事はJRに委託

 JR大村線の在来線新駅「車両基地駅(仮称)」が、大村市宮小路3丁目に新設されることが決まった。これを受け大村市は2017年度から、駅舎や駅前広場、アクセス道路の実施設計に着手。待望の新駅設置に向け、本格的な作業に入る。
 市によると、整備面積は約0・3f。実施設計を終えた後、18年度は用地確保と埋蔵文化財調査を計画。ホームや踏切などに関してはJR九州に設計と工事を委託。19年度から3年間で駅やホームなどを整備する考えだ。着工時期や工事の詳細などについて大村市は今後、JR側と協議を進める。
 宮小路地区には敷地面積約11平方bの新幹線車両基地が建設されることとなっており、今回計画されている新駅「車両基地駅(仮称)」は、この車両基地に併設する形で整備されることとなっている。
 新駅は大村市がJR九州側に強く設置を求めていた請願駅で、設置費用は大村市が負担。駅舎は交流施設という位置付けになるという。新駅は21年度に完成する予定で、22年度の九州新幹線長崎ルート暫定開業に間に合うよう供用開始される運びだ。
 新駅「車両基地駅(仮称)」は、竹松駅と松原駅の間に設置予定。利便性向上につながるなどとして、市や県などが大きな期待を寄せている。
ksrogo