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建設新聞社(長崎)
2017/01/19

【長崎】若者の入職へ 県産連・労働局が共同でパンフレット

『今こそ!建設業−変わるもの、変わらないもの』完成
  第1版から倍増の8000部 高校中心に配布増『今こそ!建設業(第3版)』

 長崎県建設産業団体連合会(建産連・谷村隆三会長)と厚生労働省長崎労働局は16日、『今こそ!建設業(第3版)』の完成発表会見を、長崎県建設業協会で開いた。建設業の魅力発信や人材確保対策を目的に、建産連と長崎労働局が共同制作したパンフレット。2014年に第1版を発刊。第3版のサブタイトルは、『変わるもの、変わらないもの』。
長崎労働局職業安定部の十川昌明部長は第3版について、新たに▽土木のしごと▽i―Construction―の2項目を追加し、発刊部数も第1版の4000部から8000部に倍増したと説明。建協によると、配布先は増やさず、高校をメーンに配布数を増やすという。
また十川部長は、建設業における新規高卒予定者の県内求人・内定状況を発表(11月末現在)。県内内定割合は151人で前年同月比10・2%増加したが、充足率は前年比1・4%減の24・8%。これを受け、引き続き、パンフレットなど利用したPRを行うべきと訴えた。
 谷村会長(叶ッ野組)は完成したパンフレットについて、「建設業は社会が望むものを形にする仕事。その仕事をこなす誇りや希望を、皆さまに理解してもらい、入職してもらうためのいい情報手段になるのではないか」と述べ、そのためには、引き込む側の労働環境改善などが不可欠だと話した。

  先輩の声−周りの人と協力すれば『3K』も解消左から、長崎労働局職業安定部十川部長、建産連谷村会長、福本さん
 会見には第3版の『先輩からの声』で紹介されている入職4年目の福本勇貴さん(叶ッ野組)が同席。「建設業は『3K』とよく言われているが、周りの人と協力して取り組めば、不安視するものではない」と発表。また、高校生を対象にした企業説明会などへ赴くことも多いと話す。その際、多くの質問が寄せられ、関心の高さを感じたという。
福本さんは、「現場見学会など、一般の人が建設業に触れる機会を増やすのは良いこと。重機に乗ってみて、初めてわかる面白さもある。恐れずチャレンジして、その中でやりがいを見つけることが出来る業種だと思う」とこれから入職する人へ熱い想いを語った。
ksrogo