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日本工業経済新聞社(群馬)
2017/01/24

【群馬】笠懸小学校の分離新設

みどり市は、児童数の増加を受け笠懸小学校(笠懸町鹿346)の分離新設校建設を計画しており、4つの学区案から行政区を境界とするC案を選定した。笠懸小に通学する児童数を2020年の推計で993人としており、行政区を境界とすれば、笠懸小は506人・20学級、新設小が487人・18学級となり、過大規模からの適正化が図られる。新設小の施設などは、笠懸東小や笠懸北小と同規模程度を予定している。事業費は総額約31億円を見込んでおり、建設候補地については、関係機関と調整しながら選定を進めている段階にある。
新設小学校の規模は◇笠懸東小(笠懸町阿左美1010)=1976年建設、RC造3階一部2階建て、校舎面積約5095u、体育館面積約1344u、プール面積約34u、付属建物145u、敷地面積約2万3831u◇笠懸北小学校(笠懸町阿左美3730)=1978年建設、RC造3階一部2階建て、校舎面積約5007u、体育館面積1337u、プール面積57u、付属建物146u、敷地面積約2万3930u−と同等規模を見込んでいる。おおむね敷地に2万4000u、校舎は5000u超、体育館1300u程度が想定されるところ。
小学校新設の事業費には、総額約31億円を見込む。内訳は用地費に8億円、校舎や体育館、プールなど全施設の建設費に23億円としている。
これまで市は、笠懸町時代からの懸案事項とされる笠懸小学校における大規模校化の問題を解消するため、地域の代表者などで構成する「笠懸小学校分離新設に伴う笠懸小学校地区代表者会議」を組織し、検討を進めてきた。
市教育委員会は同会議から提出された報告書を参考に教育委員会議において、中学校区を境界とし小学校を新設する「A案(笠懸小学校区581人・21学級、新設小学校区412人・16学級)」、行政区を境界として、笠懸中学校を小学校に改修し、新たに中学校を新設する「B案(笠懸小学校区487人・18学級、(仮称)第二笠懸小学校区506人・20学級)」、「C案」、行政区を境界とし、小学校を新設する「D案(笠懸小学校区539人・21学級、新設小学校区454人・17学級)」の4案について検討を進め、最もふさわしい学区案をC案であると決定。市長へと学区案を報告した。その後、開催された議会全員協議会で市長がC案に決定すると表明し、市教育委員会には早急な候補地選定の指示が出され、教育委員会は候補地の選定を関係機関と調整しながら進めている。