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日本工業経済新聞社(山梨)
2017/01/25

【山梨】甲府市 公共サインに統一感

 甲府市都市計画課は、公共サイン計画素案をまとめた。
 2019年(平成31年)に開府500年を迎えるにあたり、来訪者が安全で円滑に移動ができるよう自然景観や歴史景観に配慮した、分かりやすく統一感のある公共サインの設置を推進する。サインはアルミ素材をベース(表示面・支柱)とし、表示面はアルミ素材のパネルに必要な情報を印刷したシートを全面に貼り付けるタイプを基本とする。
 所管課が1年ごとに公共サインを定期点検し、その結果を担当部局へ伝達。@実施設計(現地調査、本体表示検討、配置決定、設計図書作成)A制作施工(発注制作、設置)B維持管理(管理登録、メンテナンス、情報共有、評価)を行う。
 既存公共サインは、所管部局は11部21課で、所管数量は全体320基(案内28基、誘導131基、記名161基)。
 種類は、▽案内サイン(地図情報など標示)▽誘導サイン(名称や矢印、距離などルート)▽記名サイン(施設の名称や入口部)▽説明・解説サイン(観光施設などの特徴や設備の使い方)▽規制・注意喚起サイン(利用者行動を再現するための注意呼びかけ)▽その他サイン(通りの愛称名や通称名)などに区分する。
 素材は、耐久性と安全性を考慮し、長期にわたり利用できることを基本とし、製作コストや耐久性、メンテナンス費用などの経済的な面と構造、強度、加工性、表面仕上げ、補修性の造形的な面への影響をおよぼすため、耐久性やコスト、加工性などの面での優位性を考慮。
 アルミ素材をベース(表示面・支柱)とし、表示面については、アルミ素材のパネルに必要な情報を印刷したシートを全面に貼り付けるタイプを基本とする。
 案内サインは、基本デザイン案として、ベースの色で市のデザインの特徴を表現するだけでなく、地域の資源や特性等をデザインモチーフとして表現することを基本とするため、スペースを確保しやすい「全面パネルタイプ」を採用。
 誘導サインの構造は屋羽型を基本とし、歩行者用・歩車兼用・車両用のタイプとし、車両用の誘導サインの支柱の素材については強度面を考慮して、アルミ素材ではなく、鋼管を用いる。
 道路上に設置する記名サインは、誘導サインと同一の屋羽型とし、公共施設の敷地入口部に設置する記名サインは、平板型(地上据付型)とする。
 市の産業、観光、歴史と文化、自然、公共施設などの情報を市民や来訪者に分かりやすく、正確に伝えることができる公共サインの充実と統一化・効率化を図る。