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鹿児島建設新聞
2017/01/26

【鹿児島】空母艦載機・着陸訓練施設用地 来年度に周辺影響調査

 防衛省は、空母艦載機着陸訓練(FCLP)が実現可能な自衛隊施設の検討を進めている。2017年度予算案では、西之表市の馬毛島に約1億5900万円を配分し、周辺への影響調査等に着手する考え。このほど、用地買収に向けた不動産鑑定評価業務を委託した。
 対象地域は、同市馬毛島岬外の約744万u。実際の買収額確定に向け、南九州鑑定が3月31日までの期限で評価を行っている。米軍空母艦載機による着陸訓練施設の候補地で政府が本格的に動き出した。
 施設整備のイメージは、南西地域への展開訓練施設や大規模災害・島嶼(とうしょ)部攻撃等に際し、人員・装備の集結・展開拠点として活用するほか、FCLPは空母艦載機が安全に着艦できるようパイロットの練度を維持するため、飛行場の滑走路一部を空母に見立てて実施したい意向だ。
 空母出港前に必要な訓練は現在、厚木基地(神奈川県綾瀬市)から約1250km離れた硫黄島航空基地(東京都小笠原村)で年間2〜3回程度実施。1回当たりの訓練期間は10日間程度で、事前の準備や訓練(現在は厚木基地で実施)を含めて、おおむね30日を見込む。
 同省ではこれまで、馬毛島近傍の気象・海象データ等の資料収集整理や航空測量データの図化作成を15年度に実施。17年度は、基地の運用による周辺への影響や施設配備の検討を行うために必要な基礎的資料を収集する経費に充てる。
 なお、同省では厚木基地の空母艦載機を岩国基地(山口県岩国市)に移駐する計画がある。

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