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建設新聞社(長崎)
2017/01/27

【佐賀】唐津市 新庁舎建設基本計画を決定

3月末までに設計業者を選定
  建設委員会が最終会合

 唐津市本庁舎建設委員会(委員長・宮島清一唐津商工会議所会頭)は18日、唐津市役所で最終会合を開き、新庁舎建設基本計画を決定した。同計画では新庁舎の配置を現在の機械式駐車場および議会棟の位置(敷地の南西側)とし、規模は6階建て・延床面積1万7000平方b程度を想定、概算事業費として約75億6800万円を見込んでいる。市では2月に設計プロポーザルを公告し、3月末までに設計業者を選定する方針。唐津市庁舎建設委
 唐津市新庁舎建設基本計画は市が目指す庁舎像を明らかにすることで新庁舎建設の基本的な考え方を示し、今後策定される「基本設計」「実施設計」の指針となるもの。機能性と利便性の高い庁舎、市民の安全・安心を支える庁舎など四つの基本方針を掲げ、ユニバーサルデザインによる施設整備、自然エネルギーの活用や省エネルギー化の推進、地元産木材の積極的な活用の検討、防災拠点機能の充実、多目的屋外広場の整備―などの機能をあげている。
 新庁舎の位置については工事期間中の行政機能の継続性、景観的な配慮、コスト、屋外空間の有効性などから、現在の機械式駐車場および議会棟の位置(敷地の南西側)に配置するのが望ましいとしており、建物の規模は6階建て・延床面積1万7000平方b(建築面積2900平方b)程度を想定。敷地北側に約200台程度の駐車場、敷地南東側に多目的広場を整備する。
 概算事業費は近年建設されている他自治体の工事単価をベースに算定しており、約75億6800万円を見込む。内訳は本体工事約71億5700万円、外構工事など約1億6400万円、解体工事約2億4700万円となり、計画や設計、仮設庁舎に要する費用は含んでいない。事業費は現時点での目安であり、資材や労務単価の高騰、規模や構造、耐震性能によって変動するとしている。
 事業方式は市の直接建設方式となり、基本・実施設計の業者はプロポーザル方式で選定する。現在の計画では2017年度に基本設計および実施設計を行い、18―20年度の3カ年で建設工事を実施する予定。16年度12月補正予算に基本・実施設計費2億7000万円を計上しており、17年3月に設計業者を選定・契約して4月から基本設計業務に入る見通し。
ksrogo