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日本工業経済新聞社(群馬)
2017/01/30

【群馬】(仮称)八王子山公園墓地納骨堂整備工事

八王子山公園墓地(西長岡町1661)へ納骨堂の建設を計画している太田市は、既存の事務所棟を骨組以外、全面的に改修して整備する。さらに事務所棟建設、駐車場整備も行う。設計は北村建築設計事務所(太田市)により年度末納期で作業が進む。工事予算は監理業務委託費も含めて約1億4400万円を想定。単年度での整備完了を予定している。
1989年から造成分譲を開始した同公園墓地は現在、毎年100件を超える申し込みがあるものの、貸付可能な区画が16年12月末現在で141基となっている。今後も公営墓地の需要増加が見込まれることや、新たな区画の造成に伴う用地確保が困難となっている状況などを踏まえ、納骨堂を整備、対応する。
基本設計、実施設計、地盤調査、構造調査などのほか工事監理業務は北村建築設計事務所が担当。工事監理は17年度末までの工期で行う予定。
納骨堂は、同公園墓地管理事務所の骨組みを活かし、内装や屋根、外壁を全面改修して整備する方針。建築面積は約480u。外壁には窯業系サイディングを施し、屋根材にはガルバリウム鋼板を使用する計画。納骨堂の出入口付近には御影石調の磁器質タイル張りとなる化粧柱を6本配置するほか、左右に1カ所ずつ参拝所を設ける計画。出入口を入って正面に礼拝ホール、左右には1カ所ずつ期限付きの納骨室を配置し、その奥には永年合葬室を整備する予定。
納骨堂の東側に位置する現在駐車場となっているスペースにはW造平屋建て、建築面積約110uの事務所棟を新たに建設。内部には事務室や休憩室、トイレなどを整備する考え。また、既存の屋外トイレは解体し、跡地は7台分の駐車場として整備する方針。納骨堂の南側には1台収容する身障者用駐車場を整備する計画。
駐車場整備工事やトイレ解体工事は、納骨堂整備工事と一括発注される見込み。
既存の管理棟内部には、畳約20畳の休憩室が2部屋、給湯室、男子トイレ、女子トイレ、事務室がそれぞれ整備されている。