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北陸工業新聞社
2017/02/01

【富山】設計はプロポで選定/射水市新斎場基本計画案/3000平方メートル規模、6炉が必要

 射水市は、新斎場整備基本計画案を公表した。建物面積は3000平方メートル程度で、火葬炉は6基が必要とした。3月に取りまとめる。
 基本設計の選定にあたっては、設計プロポーザル方式を採用。18年度前半に実施設計まで完了させる。同年度後半に造成工事に着手。引き続き、建築工事を進める。供用開始は20年度後半となりそうだ。
 基本計画案によると、火葬炉は現在より1基多い6基が必要とし、修理、火葬件数の変動にも対応できるよう、1基の予備スペースを設ける。告別室(ホール)および収骨室は、各炉ごとに分割。待合室も炉数と同じ6室を配置し、キッズコーナーや授乳室を新設する。また、売店の設置も検討される。駐車場はマイクロバス6台程度、乗用車35台以上を確保する。隣接地には、パークゴルフ場が整備される。
 火葬炉のメーカー選定では、性能発注方式を採り、機能・性能、維持管理、ランニングコストなどの要素が照査される。
 新斎場は、「彩り豊かな自然の中で環境と共生する斎場」を基本目標とし、▽市民とともに考え将来の多様なニーズに対応できる施設▽遺族や会葬者に配慮した人生の終焉の場に相応しい施設▽安心して利用でき人にやさしい施設▽周辺環境に配慮した彩り豊かな潤いある施設▽維持管理がしやすく効率的な施設―の5つの基本方針の基に整備に取り組む。
 建設場所については、「現施設で必要な敷地面積を確保するのは難しいこともあり、新たな場所での建設が望ましい」とする。候補地には沖塚原地区を挙げている。用地面積は約2ヘクタール。

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