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秋田建設工業新聞社
2017/02/02

【秋田】秋田県立病院機構/脳研新棟建設・既存棟改修

 地方独立行政法人秋田県立病院機構は、秋田県立脳血管研究センターの新棟建設と既存棟増築工事を1件で公告した。建築2者、電気1者、管1者の4者構成異業種JVで来月22日に開札する。代表者は建築一式で直近の総合評定値1,800点以上、代表者以外の構成員はいずれもA級で、建築が建築一式で940点以上、電気は850点以上、給排水衛生設備は830点以上。申請書の提出期限は20日まで。
 新棟は鉄骨造(一部鉄筋コンクリート造)6階建て、延べ床面積8,938.12u規模で、サイクロトロン棟(RC2F357.47u)や連絡廊下(S3F299.12u)、救急車車寄せ(S1F104.81u)を合わせた総延べ床面積は9,699.52u規模となる。
 フロア構成は1階(2,346.76u)が生理検査、画像診断、核医学検査、救急措置、2階(2,212.91u)が手術室、ICU(12床)、3階(1,525.99u)は医師室、中央材料、手術室(更衣室等)、4階(1.390.11u)と5階(1,390.11u)が病棟(各43床)、6階(833.64u)が機械室、電気室となる。
 新棟、サイクロトロン棟、連絡廊下は4月3日に着工し、30年11月30日の指定工期で建設。二期工事部分となる救急車車寄せは31年12月1日から32年3月31日の工期で整備する。
 工事は建築2者、電気1者、管1者による異業種JVに発注する。代表者は建築一式A級・総合評定値1,800点以上で、15年4月以降に鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造のいずれかの病院で新築または増築の元請施工実績が必要。
 代表者以外の構成員は、15年4月以降に鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造のいずれかの新築または増築で施工実績が必要。県内または県外に主たる営業所、従たる営業所が県内にあり、従たる営業所の社員が計50人以上、その90%以上が県内居住者であることなどが条件。建築一式は総合評定値940点以上、電気はA級で総合評定値850点以上、管は同830点以上。
 設備では空気調和換気設備、給排水衛生設備(給水、給湯、排水設備、都市ガス設備、医療ガス設備)、防災設備(消火設備、排煙設備、防火設備)、電気設備(受変電設備、非常用発電機、直流電源設備、無停電電源設備、照明設備、弱電設備)を整備する。
 事業は脳血管研究センターと成人病医療センターを機能統合し、循環器疾患の包括的なケアを目指すもの。24時間365日体制で脳・循環器疾患の急性期患者を受け入れるとともに、循環器疾患分野の機能を強化し、脳・循環器疾患の包括的な治療体制を整備する。

提供:秋田建設工業新聞社