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秋田建設工業新聞社
2017/02/02

【秋田】秋田市中通CCRC拠点設備/18F約8,100uで30年7月着工へ

 株式会社北都銀行(秋田市中通三丁目1の41、斉藤永吉代表取締役頭取)と同行グループ企業の秋田不動産サービス株式会社(秋田市中通五丁目1の51、久米田和太郎代表取締役)は1月31日、秋田市中通CCRC拠点整備事業について会見を開き、概要を説明した。鉄筋コンクリート造18階建て、延べ床面積約8,100uのビルを建設するもので、4月頃から設計に着手し、30年7月の着工、32年10月の竣工を目指す。
 事業はシニア世帯や子育て世帯などをターゲットに、老後や共働きでも安心して過ごすことができる拠点を整備するもの。北都銀行秋田駅前支店と秋田信用金庫秋田駅前支店の所有地(秋田市中通二丁目5の1ほか)に建設するビルは、1階から3階が商業部分、4階から8階が賃貸住宅、9階がロビーフロア、10階から18階が分譲住宅となる。
 低層階の商業部分には北都銀行や秋田信用金庫、調剤、保育(暮らしの保健室)、カフェ、休憩、地域交流スペース、クリニックなどが入り、周辺地域の健康維持・増進につながるような「地域に開かれた賑わい・交流機能」を目指す。
 入居者・利用者には金融機関のコーディネートによる様々な生活支援サービスのほか、周辺の医療機関とも連携した健康・予防・介護サービスが受けられるなどのメリットがある。
 会見には北都銀行の斉藤頭取や同行の加藤敬地方創生部長、秋田不動産サービスの久米田社長が出席。斉藤頭取は「高齢化率ナンバーワンは課題と捉えられがちだが、むしろ誇り。シニアの方々が生き生きと暮らす、元気ナンバーワンの県を目指したい。単なるビルづくりではなく、コミュニティづくりが大切だ」と話した。