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北陸工業新聞社
2017/02/03

【石川】工事費、最終補正に前倒し/国道304号清水谷BP整備/県道路建設課

 石川県土木部道路建設課は、国の16年度第3次補正予算において、「一般国道304号清水谷バイパス(BP)」の整備事業費が追加配分(国庫債務負担行為〈ゼロ国債〉)されたことを受け、道路改良工事に新規着手する。今回の配分額は2億8000万円で、県では今年度最終補正予算案に工事費を前倒す形で計上し、現地での施工を推し進めていく構えだ。
 全体計画によると、清水谷BPの施工延長は1500メートル、幅員6・5(9・0)メートル。事業地は金沢市古屋谷町〜清水谷町地内となる。整備目的については「バイパス整備を行うことにより、安全で円滑な通行を確保するとともに、石川・富山両県の広域連携強化、経済・文化の交流を図る」とし、総事業費に約22億円を投じる。
 同整備事業は2015(平成27)年度に事業着手。これまでに道路詳細設計や用地測量を終え、今年度9月補正予算には用地取得を完了させるための関連経費を盛り込んでいた。
 なお、現道は急勾配で急カーブが連続。人家連担区間もあり、現道山側に清水谷BPを新設。現地での道路築造は切土・盛土工が中心となる。
 道路詳細設計は、ナチュラルコンサルタント(野々市市住吉町)が担当した。

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