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建通新聞社(中部)
2017/02/06

【三重】四日市市17年度当初は総額2536億 対前年度当初比0・8%増

四日市市は、総額2536億8143万円(対前年度当初比0・8%増)の2017年度当初予算案を発表した。一般会計は1084億7500万円で対前年度当初比0・2%減とした。このうち普通建設事業費は、笹川中学校改築整備事業が16年度で終了したことなどにより、前年度当初比1・1%減の127億4861万円となった。
 企業会計のうち、水道事業は山ノ手配水池耐震化工事の16年度完了などに伴い同3・5%減となる102億3575万円、下水道事業は17年度から着手する浜田通り貯留管の本体工事費、同市生活排水処理施設整備計画に基づき市街化区域内の25年度までの公共下水道整備完了に向けた各地区の面整備工事費を増額し、同9・6%増の293億2161万円を計上した。
 注目される事業として、設計に着手する石塚町市営住宅建設事業、17年度内に本体工事の入札公告が見込まれる海蔵小学校改築整備事業のほか、小中学校普通教室空調設備整備に向けた調査などが挙げられる。 
 建設関係では、地区市民センター施設整備事業で空調機更新工事関係に1億6914万円、文化会館など施設整備事業で天井崩落対策に1億5100万円、三重北勢健康増進センター施設整備に1億2200万円、防災・安全社会資本整備交付金事業で進める主要道路の再舗装・修繕工事に2億1200万円、連続立体交差化関連事業で進める側道や公園などの工事費に2億6370万円、新消防分署整備事業に6億6076万円などを計上した。
 この他の主な予算は次の通り。
 ▽社会資本整備総合交付金事業(市道小杉新町2号線など3線)=2億9100万▽産業支援・生活拠点道路再生事業(午起末永線など)=2億5000万▽準用河川改修事業(朝明新川など)=1億6500万▽近鉄四日市駅周辺周辺等整備事業(駅前広場等整備などの基本構想策定)=650万▽石塚町市営住宅建設事業(基本・実施設計)=3100万
 ▽小中学校普通教室空調設備整備事業(PFI導入への調査)=2500万▽海蔵小学校改築整備事業(改築工事に伴う実施設計)=5797万▽霞ケ浦緑地運動施設整備事業に伴う新野球場設計委託料=3400万▽四日市競輪施設整備事業(自動発電機更新工事など)=1億3550万▽食肉センター施設整備・維持管理事業=2億5852万
 ▽農業集落排水事業(最適整備構想策定)=1490万▽第2期水道施設整備事業(基幹施設耐震化、高度浄水処理施設整備など)=21億8322万▽公共下水道汚水対策事業に伴う管渠整備(羽津など13カ所)=35億2270万▽同施設更新(常磐幹線など重要幹線2線、日永浄化センター第2系統など2カ所)=6億9530万▽公共下水道雨水対策事業に伴う浸水対策(浜田通り貯留管など3カ所)=37億8730万▽同施設更新(新富洲原ポンプ場など)=14億1770万

提供:建通新聞社