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建通新聞社(東京)
2017/02/07

【東京】都 八王子第2など特支3校に17年度着工

 東京都教育庁は2017年度の特別支援学校整備として、八王子地区第二の新築工事、光明学園と光元2校の改築工事にそれぞれ着手する。八王子と光明は、いずれも9月開会の17年第3回都議会定例会での請負契約の承認を目指して工事を発注する考え。水元については本体工に先立って仮設校舎を設置するともに、既存校舎の解体工事を始める。
 八王子地区第二特別支援学校は、知的障害教育部門の小・中・高等部で構成する八王子特別支援学校(八王子市台町3ノ5ノ1)の児童・生徒の増加への対応として、畜産試験場浅川分場跡地の一部(八王子市東浅川546ノ1他)に移転する格好で新築する。
 校舎棟や体育館などを含めた建物全体の規模は鉄筋コンクリート造3階建て延べ約1万9310平方b。普通教室81室や特別教室18室、管理諸室、厨房などを配置する。都議会での請負契約の承認後、年内に着工し、19年度中に完了させる考えだ。
 光明学園は、肢体不自由教育部門の小・中・高等部である光明特別支援学校(世田谷区松原6ノ38ノ27他)に、病弱教育部門の小・中・高等部で構成する久留米特別支援学校(東久留米市野火止2ノ1ノ11)の教育機能を移す形で再整備する。
 新たな施設は、既存の光明特別支援学校と、隣接する梅ケ丘病院跡地を加えた約1万8700平方bの敷地に、鉄筋コンクリート造3階建て延べ約2万3500平方bの規模で新築する。工事は大きく3期に分けて段階的に実施する計画で、17年度に着手する1期(19年度まで)で梅ケ丘病院跡地に延べ床面積7150平方bの校舎を建設し、既存校舎の機能を移転。2期(19年〜21年度)で既存校舎を解体し、3期(21〜23年度)で既存校舎の解体部分に残る校舎を施工する計画。
 水元特別支援学校(葛飾区西水元5ノ2ノ1)は知的障害教育部門の小学部と中学部で構成。児童・生徒の増加と既存建物の老朽化への対応が求められているため建て替える。
 新校舎の規模は体育館を含め鉄筋コンクリート造3階建て延べ約1万0600平方b。既存の敷地が8545平方bと狭いため、17年度はまず別地に仮設校舎を設置して機能を移転。続いて9月〜18年6月の工期で既存校舎と体育館を解体する。並行して17年度末にも改築工事の契約手続きを開始し、18年6月開会の都議会定例会で請負契約の承認を得て着工。20年8月に完成させることを予定している。

提供:建通新聞社