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建通新聞社四国
2017/02/07

【香川】香川県 歩行者の交通事故抑止対策検討

 香川県は、道路計画調査費として「歩行者等事故抑止対策検討業務」を簡易公募型プロポーザル方式で委託するため、選定手続きに入った。2月13日まで参加表明書の提出を受け付ける。技術提案書の提出期間は2月21日〜3月3日。
 県内では交通死亡事故が多発し人口10万人当たりの死亡数は全国ワースト上位。特に、横断中の歩行者が犠牲となった事故の割合が高く、これに特化した原因究明と具体的な対策を検討する。歩行者の交通死亡事故を抑止することが狙い。
 これまでの交差点での対策効果を検証する調査とは別に、今回、単路における横断中をはじめ、横断歩道付近での歩行者の乱横断により発生した交通事故も対象に、高松市郷東町他で事故抑止対策を検討する。
 過去10年間の県道で歩行者らが横断中に発生した重傷、死亡事故のうち押しボタン式信号や信号交差点付近の事故の発生状況、周辺の道路施設、信号、建物などを整理。事故発生原因を箇所ごとに把握する。
 発生原因の分析により、対象事故の事故抑止対策を検討し道路台帳に整備方法やその整備範囲を明記。事故抑止対策の検討では歩行者の動線上にある病院や店舗など、目的地との関係も考慮しつつ、歩道上や路側帯に横断防止柵や照明灯の設置などを適切に選定することにしている。併せて対策箇所の緊急度など対策の優先順位を決める考えだ。
 納期は3月31日までだが、次年度への繰り越しが議会で可決されれば6月30日まで。

提供:建通新聞社