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建通新聞社(東京)
2017/02/08

【東京】都 南多摩特支新設で基礎調査着手

 東京都教育庁は「都立南多摩地区特別支援学校(仮称)に関する基礎調査」業務をタムラ設計.(新宿区)に委託した。延べ床面積約1万4000平方b規模の校舎・体育館の建設を想定しつつ、関係法令などを調べて八王子市内の都有地の適合性を確認するとともに、事業化に先立つ課題を整理し、大まかな建築計画を検討する。年度内に成果を得て基本計画の策定につなげる。
 都では、知的障害部門の入校希望者の増加に対応するため、南多摩地区に高等部の普通科21学級(定員168人)と職業学科12学級(同120人)の計33学級(同288人)を設けることを計画。八王子市鑓水2ノ88ノ1の都有地1万4718平方b(更地)を建設候補地としている。
 普通教室33室や音楽室、家庭科室、理科室、図書室、視聴覚室、学習室、多目的室、職員室、会議・研修室、食堂、給食室などを配置するため、体育館やプールなどを含めた施設の規模として延べ床面積1万4624平方bが必要と見ている。
 今回の基礎調査を通じて、関係法令の適合性や、擁壁の新設と工事搬入路の整備に伴う課題などを整理。大まかな建築計画案を複数作成して比較検討する。併せて工程計画案を作成し、概算工事費を算出する。
 この成果を基に基本計画を作成するなど、新校建設の準備を整えていく。現在策定中の特別支援教育推進計画第2期(第1次実施計画)では、2024年度の開校をめどにしていることから、23年度中の完成に向けて設計や工事を進めていく。

提供:建通新聞社