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建通新聞社四国
2017/02/10

【徳島】徳島県が2017年度予算案公表

 徳島県は8日、2017年度当初予算案を発表した。一般会計総額は4860億1200万円で、前年度当初の4851億0200万円と比べ(以下対前年度比)0・2%増となり、8年連続の増額予算となった。国の補正予算を最大限活用し、16年度2月補正予算案28億円と合わせて一体的に編成。重要課題に切れ目なく対応する。2月15日から開会する県議会定例会に上程する。
 夢と希望があふれる「徳島の新未来」を創造!「地方創生・本格展開」を加速する予算−とする同予算案は、県の重点施策である経済・雇用対策の推進に769億円、安全・安心対策の推進に715億円、大胆素敵(すてき)とくしまの実現に155億円を充て、課題解決の処方箋「徳島モデル」の推進を加速させる。
 経済・雇用対策の推進では、経済加速とくしまづくりの進展に431億円、とくしま回帰を呼び込む「しごと」の創生に287億円、もうかる農林水産業の飛躍に49億円、6次産業化・とくしまブランド海外展開の推進に2億円を盛り込み、世界に誇る「徳島ブランド・次世代技術」のグローバル展開を加速させる。
 安全・安心対策の推進では、新次元の消費者行政・教育の展開に5億円、災害に強い地域づくりの推進に195億円、いきいき健康とくしまの推進に509億円、多様な人材が輝く地域づくりの加速に4億円、くらし安全安心セーフティーネットの構築に2億円をそれぞれ充て、大規模災害を迎え撃つ県土強靱(きょうじん)化を強力に推進する。
 この他大胆素敵とくしまの実現では、とくしま回帰のさらなる加速に57億円、徳島の新たな魅力・世界へ発信に33億円、文化・スポーツによる「とくしまレガシー」の創出に16億円、環境首都・新次元への挑戦に6億円などを盛り込み、徳島から「日本の新未来」を創造する新たな処方箋を大胆に展開する。
 公共事業費は前年度比2・2%増の602億円となり、09年度以来8年ぶりに600億円台を超えた。県単維持補修費も同3・5%増の43億円を確保。県土強靱化の他、「エポックメイク第2弾」の具現化を加速させ、陸・海・空の交通体系のさらなる進化を目指していく。
 一方、一般会計を性質的に見ると、投資的経費は802億0746万円で対前年度比0・6%減。内訳は、補助事業が416億2815万円(同比0・1%増)、単独事業が184億0618万円(同比6・2%減)、災害復旧事業が108億8642万円(同比5・1%増)、直轄事業が92億8669万円(同比1・5%増)となっている。
 建設関係の主なものでは、西部健康防災公園整備事業に5億9400万円、阿佐鉄・飛躍「夢と希望のDMV導入プロジェクト」(新規)に2億8800万円、まったなし!住まい・建物強靱化総合支援事業(新規)に2億7500万円、進化する「とくしま」ゼロ作戦緊急対策事業に1億6600万円、「譲渡交流拠点施設」整備事業に1億1000万円などがある。

提供:建通新聞社