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日本工業経済新聞社(群馬)
2017/02/13

【群馬】17年度当初予算を公表、藤岡IC北口線を設計

藤岡市(新井利明市長)は13日、2017年度当初予算案を発表した。建設関連の主要事業は、小中学校16校の普通教室冷暖房設備設置に伴う設計委託料2100万円、みかぼみらい館のトイレ改修などの工事費1400万円を計上。都市計画道路事業では、藤岡IC北口線の新規区間で測量設計委託料2000万円を確保。土地区画整理事業は、北藤岡に4億2000万円を充当した。土木関連では、新規事業として南部ほ場整備内の農道舗装工事を含む工事費に5000万円を盛り込んだ。一般会計は263億2000万円、うち普通建設事業費は前年度比15・5%減となる41億8343万4000円となった。
16年度で小中学校校舎の耐震改修工事などが一段落することから普通教室の冷暖房設備設置工事に着手する。17年度は市内の全小学校11校と全中学校5校を対象に設計を進める。小学校には設計委託料1253万9000円、中学校では設計委託料825万2000円を計上している。工事については18年度中の完成を目指して分割発注する見通し。
みかぼみらい館(藤岡2728)は5カ年計画で大ホールを除く全てのトイレを改修する。17年度は屋上防水工事も合わせて実施。トイレ改修工事費661万円、防水工事費750万2000円を確保した。施設内のトイレは11カ所で、和式の25基を温水洗浄便座の洋式23基に改修。洋式は和式より広いスペースが必要なため、数を減らして対応する。全てを洋式にはせず和式も数基残し、洋式の割合を70%にする計画。
本庁舎2階にある議場の天井改修工事には、工事費942万9000円を充てる。7〜8月ごろ発注し、9月議会終了後に着工したい考え。本庁舎は1967年に建設されたRC造地下1階地上2階建てで、延べ床面積4899u。議場の延べ床面積は257・8uで、吊り天井になっている。強度不足のため天井を剥がしてコンクリートの梁にボードを打ち込んでいく予定。
旧日野診療所(下日野)の解体工事費には898万6000円を盛り込んだ。建物は1959年に建設されたW造平屋建て、延べ床面積231u。このほか新給食センターの完成に伴う既存の第一・第二調理場の解体工事費6584万8000円、旧鬼石公民館の解体設計委託料248万4000円を確保した。
日野公民館(下日野2271−3)では冷暖房設備の改修へ工事費1446万2000円を計上。18年度は平井公民館、19年度は美九里公民館で冷暖房設備の改修工事を行う見通し。
藤岡IC北口線は、主要地方道藤岡大胡線から主要地方道前橋長瀞線中交差点を結ぶ総延長3302・8m(内高崎市管内L10・6m)で、幅員16m(両側歩道含む)で整備。JR八高線の跨線橋や温井川の橋梁などの建設を計画する。16年度末まで藤岡大胡線といちょう並木通りとの交差点から延長319mの工事を推進。17年度は新規事業区間となる延伸部分の測量設計などの事業費1997万円を盛り込んだ。延伸部分は市道206号線(通称七曲り)から市道2275号線に合流する場所までの延長550m。
北藤岡土地区画整理事業は基本事業費約38億円を見込み、25・2haの区画整理を実施中。17年度は工事費1億5500万円や地上物件補償費2億3700万円、建物調査委託料1500万円などを盛り込む。19年度の完了予定だが、事業期間の延長を行う予定とした。
土木関連では農道整備工事費として5020万円計上、うち2500万円は新規事業としてほ場整備内1・3qの舗装工事を行う。5年計画で総延長は6・7qで、総事業費1億2000万円を見込む。
市道118号では、2期工事が本格化。予算は工事費1億6500万円、用地買収費4250万円、地上物件補償費360万円など。笹川に新設した橋梁から産業道路までを結ぶ延長1070mで新設工事を進める。
このほか介護老人保健施設特別会計では、冷暖房設備改修工事費2570万4000円を16年度より増額。下水道事業特別会計でも枝線管渠築造工事費に2130万円や舗装復旧工事費へ2000万円を多く計上している。