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北海道建設新聞社
2017/02/14

【北海道】函館市が本庁舎耐震改修を4月にも公告−ダンパー付きブレースを設置

 函館市は2017年度、本庁舎を耐震改修する。主に吹き抜けの南、北面にダンパー付きブレースを設置し、X方向の揺れに対応する。5億円規模となる工事は1件で、4月にも一般競争公告する見通し。議会での契約承認を経て着工し、来年3月までの完了を目指す。
 東雲町4の13にある本庁舎はSRC一部S造、地下1地上8階塔屋3階、延べ2万7964m²の規模。旧耐震基準で設計され、1982年に完成した。1階から4階までを貫く吹き抜けの中央ロビーやエレベーターホールを囲うように、ロの字形で各部署が配置されている。
 15年度の耐震診断では、X方向の揺れに対しIs値が基準を下回っていることが判明。16年度はかわしろ建築設計で実施設計を進め、耐震補強、制震、免震装置設置など改修方法を検討してきた。
 その結果、建物内に振動軽減装置のダンパーを設け、地震エネルギーを吸収して振動を抑える制震工法の採用を決定。17年度予算案には5億3343万5000円を計上した。
 1階は来庁者の出入りが多く、南側には戸籍住民課と国民年金課の窓口があるため、動線の確保と各種業務に支障がない位置を選択。吹き抜けの周囲は1―2階が開口部、3―4階がガラス面となっている。今回の改修では、各階に鉄骨の枠を取り付け、そこにダンパーを設置することがメイン。このほか7階では、一部の開口部を壁でふさぐ。
 工事は、閉庁している時間帯に実施。吹き抜け空間に足場を組み、廊下の一部を仮囲いしての作業となる。