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建通新聞社(東京)
2017/02/15

【東京】都 戸山地区学園特支新設へ20年度に基本設計

東京都教育庁は、特別支援学校の新設事業で、南多摩地区の基本設計に2018年度、戸山地区学園の基本設計に20年度それぞれ着手する。既存施設の増築を計画するあきる野学園と練馬特支については、いずれも19年度に基本設計作業を開始する考えだ。17〜20年度の4年間を期間とする特別支援教育推進計画(第2期)・第1次実施計画の中に位置付けた。
 南多摩地区特支は知的障害教育部門の高等部として新設する。八王子市鑓水2ノ88ノ1にある都有地を建設候補地とし、延べ床面積約1万4000平方b規模の校舎・体育館を建設することを想定している。18〜19年度に基本設計、19〜20年度に実施設計をまとめて工事に着手。24年度に開校するスケジュールを見込んでいる。
 戸山地区学園特支は、知的障害教育部門の小学部・中学部・高等部と、肢体不自由教育部門の高等部で構成する。市ケ谷商業高校(新宿区矢来町)の跡地活用の方針を変更し、新宿区戸山3丁目にある都立心身障害者福祉センター(新宿区戸山3ノ17ノ2、全体敷地面積1万2204平方b)の跡地に新設する。現段階で想定する建物規模は延べ床面積約2万4000平方b。建設地には都職員共済組合の戸山庁舎と合築している建物が現存しているため、施工手順などを検討した後、18〜19年度に解体。その後、20年度に新設校の基本設計に着手する。26年度に開校する予定。
 新設校ではこの他、墨田地区第二特別支援学校(小学部・中学部)と北多摩地区特別支援学校(小学部・中学部・高等部)の2校を整備する。いずれも都有地を活用して新たな校舎を建設する想定の下、施設整備の内容やスケジュールなどを検討していく。
 一方、既存施設の増築などを検討するのは、あきる野学園(あきる野市上代継123ノ1)と練馬特別支援学校(練馬区高松6ノ17ノ1)の2校。
 あきる野学園は、知的障害部門と肢体不自由部門の小学部・中学部・高等部で構成。2万1091平方bの敷地に、校舎棟や体育館など延べ床面積1万5741平方bの建物を配置している。1997年に開校した。
 12年開校の練馬特支は知的障害部門の高等部。1万2716平方bの敷地に、校舎棟と実習棟、体育館で構成する延べ床面積8160平方bの建物がある。
 いずれも生徒の増加に対応するため施設整備の内容を検討し、19年度に基本設計に着手する。あきる野学園は22年度、練馬特支は23年度に工事を完了させる予定だ。
 増改修などの対応ではこの他、知的障害部門の小学部・中学部・高等部である墨田特別支援学校(墨田区八広5ノ10ノ2)に仮設校舎を設置する。18年度に基本設計、19年度に実施設計作業を進め、20年度に着工する。同校については、墨田地区第二特別支援学校の開校後、高等部単独校に改編する計画。

提供:建通新聞社