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建設経済新聞社
2017/02/20

【京都】福祉系3施設を一体化 29年度は基本計画策定

 京都市は、地域リハビリテーション推進センター(旧身体障害者リハビリセンター)、こころの健康増進センター、児童福祉センターの3施設の一体化に向け準備を進める。
 3施設の一体化施設は中京区壬生東高田町に計画している。京都市高度医療・保健衛生福祉地区地区計画の区域内。京都市の高度医療、政策医療の拠点である京都市立病院の北側に位置し、京都市地域医療学際研究所がくさい病院との連携が期待できることから一体化施設の用地として選定した。
 敷地面積は、現・京都市衛生環境研究所(市衛環研)4380uと元こころの健康増進センター敷地1590uを合わせた計5970u。建ぺい率60%、容積率200%で容積率から1万2000u程度のスペースが確保できると見込む。
 市保健福祉局は、28年度に政令市で初となる児童福祉部門と併設した身体・知的・精神の「3障害一体となった総合相談窓口」等の設置に向け、3施設一体化の基本構想をとりまとめた。
 29年度当初予算案には800万円の事業費を新規に計上しており、基本計画をとりまとめる。
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 京都府と京都市が進める府市協調の取り組みにより、市衛環研と京都府保健環境研究所(府保環研)は共同化され、伏見区の府保環研敷地に府の発注で新施設が建設される。29年度に着工し、約23ヵ月の工期を経て、31年度の完成、31年秋頃の供用開始を目指す。
 市衛環研と府保環研の新施設の完成・供用後、市衛環研は中京区から伏見区に移転する格好となるが、その後、市衛環研の既存施設は解体する。解体する市衛環研は本館がRC造地下1階地上5階一部6階建、延4110・85u。