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日本工業経済新聞社(群馬)
2017/02/20

【群馬】渋川市が2017年度当初予算案を公表

渋川市(阿久津貞司市長)は20日、2017年度当初予算案を発表した。新学校給食共同調理場整備事業は実施設計へ4527万4000円、市民ゴルフ場跡地を再利用した中村緑地公園整備事業は計画策定など58万3000円、JR八木原駅周辺整備事業に4148万4000円、本庁舎と第2庁舎の維持管理事業3億8093万8000円を計上した。一般会計は333億1200万円、普通建設事業費は前年度比15%減の26億9368万円となる。
会見で阿久津市長は「17年度も引き続き子育て事業に力を入れていく」とし、少子化や人口減少に対応していくと語った。
建設関係の事業では、赤城地区と北橘地区の7校に給食を提供する(仮称)東部学校給食共同調理場整備事業に予算を確保し実施設計を委託する。18年度の埋蔵文化財調査を経て、19〜20年度に建設工事を行う予定。建設予定地は赤城町三原田の国保赤城南診療所の跡地5252・32uで20年2学期からの配食開始を目指している。
市民ゴルフ場跡地は、一部を中村緑地公園として暫定的に活用する。17年度は施設全体の活用に関する庁内検討委員会や整備計画策定委員会を開催する。19〜20年度にかけて計画の最終調整と測量設計業務を行い、21〜22年度の整備工事を予定している。
JR八木原駅周辺の整備事業は道路整備に1802万6000円、周辺整備に2345万8000円を計上。市道中村大久保線からJR八木原駅東をつなぐ市道(L620m、W9・5m)の拡幅を行う。16年度に国際航業(東京都千代田区)が事業計画作成、道路概略設計を担当した。17年度は詳細設計を発注する。21年度までの整備完了を目標としている。
周辺整備事業については橋上駅舎と一体整備の自由通路はじめ、ロータリー、駐車場、駐輪場を備えた東西駅前広場と東西アクセス道などの整備を行う。17年度は東西駅前広場などの基本計画を作成する。
庁舎管理事業は、本庁舎の耐震補強および改修工事実施設計の委託、吸収式冷温水機分解整備、バルコニー防水工事を行う。第2庁舎では屋上防水改修工事を実施する予定。
各種行政計画に予算を振り分けており、市の基本的な行政運営指針となる第2次総合計画や、第2次中心市街地活性化プラン、立地適正化計画など8計画の策定にあたる。
このほか、交通安全施設整備事業に2311万5000円を計上。半田地内の市道1−1011号線に転落防止柵、村上地内の市道3−2202号線にガードレールの設置を行う。
側溝等整備事業には2547万1000円を確保。新規で4−5248号、伊熊浅田線、5−2577号線、敷島北上野線、5−4530号線、北町竹ノ原線、坂東橋箱田線。継続は1−2045号線、1−7082号線、1−7013号線、芳ヶ沢線に側溝整備や溝蓋架設を行う。
道路維持管理事業に1億2065万9000円を計上し、道路舗装補修工事を実施する。新規は折原川島線、1−1144号線、1−4169号線、喜多東田線、5−5597号線。継続で西組子持中学校線、大規模線、味噌野相之沢橋線、北町竹ノ原線を対象としている。