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　甲府市は20日、２０１７年度当初予算案を公表した。
　主な建設事業では、玉諸福祉センター建設事業に３億９５６６万５０００円、環境センター中間処理施設解体関連工事などに４億１２４７万９０００円、総合市民会館天井など改修工事（芸術ホールとイベントモール天井耐震化）に３億４３８７万円など。
　甲府駅周辺土地区画整理事業（都市基盤整備に伴う建物移転補償および道路築造工事など）に27億１１５６万２０００円、公営住宅整備事業（北新団地建て替えＢ棟建設工事）に11億９４２万１０００円−を計上した。
　17年度予算案の総額は、７３０億７３５１万円で、16年度当初と比べ０・６４％の微減。普通建設事業費は、97億６７８２万６０００円で16年度当初と比べ３・９％の減少だが、16年度12月補正予算に小・中学校老朽化リニューアル事業費（11億５８００万３０００円）を前倒し計上したため、実質的な17年度普通建設事業費は、ほぼ変わらない。
　建築営繕課によると、「リニューアル工事予算が12月補正に前倒しで予算計上されたため、例年より早く工事発注ができる。発注者も建設業者もお互いに準備できるのでは」と期待する。
　17年度の予算配分については、こうふ未来創り重点戦略プロジェクト（２０１７年２月改定）のうち、子ども最優先のまち、稼げるまち、暮らし潤うまちの部分に力を入れている。
　そのほかの主な新規事業として、▽東京オリンピック・パラリンピック事前キャンプ地の誘致活動＝１７０万５０００円▽右左口の里施設整備事業（バーベキュー棟の屋根、老朽化に伴う改修工事など）に２０７万７０００円、▽　春日本通り線ほか整備（中央１丁目地区優良建築物整備により、賑わい創出拠点整備に伴う隣接道路整備）に１億１６６０万円、▽空家など対策推進事業に３４３６万４０００円、▽甲府城周辺地域活性化計画整備事業（甲府城南側エリア整備）に２４３万円、▽総合案内所・旧堀田家住宅整備（史跡武田氏館跡整備事業）に９０３３万５０００円−を盛り込んだ。